こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
今回の記事はうつ病や双極性障害のうつ状態は治るのか?治し方は?ということを当事者目線で書いていきたいと思います。
私は双極性障害当事者としてうつ状態と何度も付き合ってきました。
その中であらゆる方法を試して改善に効果のあったものを紹介していきたいと思います。
うつ病・双極性障害のうつ状態の改善法
それではうつ状態に効果のあった方法を3つ書いていこうと思います。
感情を感じきる
感情を感じきるは私が一番効果があったと感じているものです。
感情には感じきると解放され消えていくという性質があります。
ネガティブな感情が湧いたときに同時に体にも不快感が湧くと思います。
胸が苦しいとかみぞおちが重い感じがするとか人によって違うと思いますが何かしら身体反応があるはずです。
その体に湧いた不快感に集中して感じ尽くすようにしてみてください。
これをしているとネガティブな感情がどんどん減っていきます。
そして次にネガティブな思考も減っていきます。
以下の記事ではさらに詳しく書いているので参考にしてみてください。
他人から言われたい言葉を自分に言う
次は他人から言われたい言葉を自分に言う(心の中でも可)です。
私たちは他人からの承認を得るために心をすり減らしています。
そこで他人から得たい承認を自分で自分に与えることで満たしていきます。
他人から言われたい言葉は大きく3つに分けられると思います。
- 親から言われたかった言葉
- 異性から言われたい言葉
- 仕事で言われたい言葉
3つありますが基本的には親から言われたかった言葉が基盤になっていることが多いです。
人間関係の基盤は親子関係でできます。
異性の親から言われたかったことは大人になってから異性の人に言われたい言葉になり、同性の親から言われたかったことは仕事で言われたい言葉になる傾向があります。
なので自分の心と向き合ってみると意外と幼稚な言葉を欲していることが多いです。
「えらい」「すごい」といった称賛の言葉や「好きだよ」「愛してるよ」といった受容の言葉が多いでしょう。
人それぞれ何が言われたいのかは違うので自分の本音と向き合ってみてください。
自分の本音を大切にする
次は自分の本音を大切にするです。
精神疾患にかかる多くの人は自分の本音よりも他人の意見や常識などを上にしています。
そして外部の基準で自分自身を否定してしまいます。
私はこれが一番の精神疾患の原因だと考えています。
自分の本音を蔑ろにして外部の意見を大切にしているので自己否定がひどくなり精神疾患を発症すると感じています。
本音を表現する
⬇️
否定される
⬇️
本音を出してはいけないと押し殺す
⬇️
自分の意見に自信がなくなる
⬇️
他人の評価に振り回される
⬇️
他人の目が過度に気になる
⬇️
精神病発症多くの精神疾患の人はこの道を歩んできたのではないだろうか
原因は本音よりも他人の意見を優先したことなのだと思う
— 津田政直│心を楽にするコーチ (@Maspergers_Gate) October 2, 2022
こちらのツイートには私としては比較的多くのいいねやRTをもらえたのでそのように感じている当事者の人は多いと思います。
そこで本音を大切にする方法を解説していきます。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないという本音を探り出します。
次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的にはありのままの自分で生きられるようになります。
これは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか難しいかもしれません。
長年本音を押し殺して生きてきたので本音を表現するのは抵抗を感じると思います。
なのでいきなり本音を表現することは私も勧めていません。
まずは心の中で十分に本音を尊重できるになってから表現してみることを推奨しています。
本音を出せば否定されたり見放されたりするのではないかと恐れる人もいると思います。
確かに本音を出せば壊れる人間関係もあるかもしれません。
ですがそれはあなたが今まで我慢をしてきたからこそ成立していたのだといえます。
そのような関係は無理して維持する必要はあるでしょうか。
その関係はあなたにとってためになる関係でしょうか。
壊れる関係があれば新たにできる関係もあると思います。
その関係はあなたが本音を出してありのままの自分で生きられる関係です。
この新しい関係を大切にすればいいのではないでしょうか。
私は双極性障害の当事者としてこの方法にたどり着きましたが、うつ病の当事者の方で同じようなことを書いている方がいたので引用させてもらいます。
- 自分の過去や未来を考える
- 意見を言う練習をする
- 嫌な人間関係から距離を置く
過去に好きだったものや未来にやりたいことを考えるのは本音と向き合うことになります。
意見を言う練習をするのはまさに先ほど私が書いたことです。
嫌な人間関係から距離を置くのも自分の本音を大切にして嫌なものは嫌だと自分を尊重することになります。
うつ病・双極性障害のうつ状態の改善法について最後に
うつ病・双極性障害ともに再発率は高い病気なので完全に治るとはいいがたいのも事実です。
ですが私が述べてきたことをすれば着実に生きやすくなることができます。
ぜひとも実践をしてみてほしいと思います。
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