サイレントアスペルガーの特徴とは?受動型アスペルガーASDとの関係は?

いきなりですがここ数週間ずっと気になっているキーワードがありましてそれが「サイレントアスペルガー」です。

ここ最近の疑問「サイレントアスペルガー」

なぜ気になるかというと私のブログに流入してくる方の検索キーワードの1位が「サイレントアスペルガー 受動型」だったのですが無知な私は「サイレントアスペルガー」というワードを知らず、また検索して調べてみましたが私が検索下手なのもあり見つけられずチラチラと気にしながら日々を過ごしていました。

そんな今日やっと「サイレントアスペルガー」とは何かという記述を見つけたので私も思わず記事とすることにしました。

サイレントアスペルガーとは何か

ではずばりサイレントアスペルガーとは何かにてついて引用していきます。

野波 そうですね。「サイレント・アスペルガー」とは、自身では発達障害の自覚がなく、社会生活に“困り感”を抱くことなく生きてきた人のことを、そう呼んでいます。アスペルガーの人は知性の高い方が多いので、今まで失敗してきたことを学び、周りの参考にできる人から言動をトレースして外側をよそおえます。なので、家の外では人当たりもよく、社会生活も一見普通に送れます。アキラさん自身、人とはちょっと違うだけ、むしろ特別な人間と思っていたそうです。私がパソコンでアスペルガーの特性を見せながら、「あなたこれかもよ」と言ったとき、「あ~ワタシこれです」とすんなり受け止め、「アスペルガー」という響きも特殊な感じがしてカッコいいとすら思ったそう。だからと言って、自分を変えようというふうにならないのがサイレント・アスペルガーの特徴かもしれません。

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サイレントアスペルガーは自覚もなく日常生活にも大きな問題はない

要約するとアスペルガーでありながら自覚もなく日常生活にも大きな問題はないタイプと言えるでしょうか?

たしかにそれならば受動型アスペルガーASDとの類似性が出てくるので検索キーワードでも「サイレントアスペルガー 受動型」と検索されてきたことにも納得です。

受動型も同じく他人に合わせ振る舞い取り繕う事ができるので日常生活にも大きな問題は起きません。しかし野波さんは「あなたこれかもよ」と言ったとき、「あ~ワタシこれです」とすんなり受け止め、「アスペルガー」という響きも特殊な感じがしてカッコいいとすら思ったそう。だからと言って、自分を変えようというふうにならないのがサイレント・アスペルガーの特徴かもしれません。」とおっしゃっている点から通常の受動型とは違う種類なのではないかとも感じます。

通常の受動型アスペルガーASD(自閉症スペクトラム)とサイレントアスペルガーの違い

通常の受動型は自分を抑えて空気を読み人に合わせることで大きなストレスを抱えておりそのせいで精神的に限界が来て孤立型へ移行するパターンが多いです。

なので自分を変えようと思わないというような開き直りは通常の受動型アスペルガーASDではあまり見られないと思われます。

そこでサイレントアスペルガーについて少々長くなりますが自分の過去の考察を利用し私なりの分析をしていこうと思います。

私が受動型アスペルガーASDについて研究しているうちにある程度のパターンが見えてくるようになりました。

では話の前にまず以下の文章をお読みください。

扁桃体の発達の遅れは2タイプあります。

1つ目は、他人の感情を理解するよりも自分の感情が優先される発達タイプ。他人の内面を推測する働きが弱く、自分の感情を強く意識するので、共感性が乏しく、自分本位の思考や行動になりやすく、社会的なトラブルを招きやすい傾向があります。

2つ目は、自分の感情の理解よりも、他人の感情への理解が促進される発達タイプ。他人の目が気になって仕方がないため、自分の感情を表に出すことが少なくなります。社会的なトラブルは少ないですが、外界や他者に過敏であるためストレスがたまりやすい傾向があります。

子どもを伸ばす脳番地トレーニング P.36.37 より引用

このようにアスペルガーには他人の感情よりも自分の感情を優先する他人の感情に鈍感系受動型と、自分の感情よりも他人の感情を優先する他人の感情に敏感系受動型が存在しています。

しかし私が色々研究考察するうちに受動型には自分の感情に鈍感な感情鈍麻いわゆる失感情症(アレキシサイミア)系受動型アスペルガーASDが存在するのではないかと気づきました。

よって私は今受動型は特殊で他の型が2種類なのに対し受動型は3種類存在していると考察しています。

  • 他人の感情に敏感な敏感系受動型
  • 他人の感情に鈍感な鈍感系受動型
  • 自分の感情に鈍感な失感情症(アレキシサイミア)系受動型

サイレントアスペルガーはアレキシサイミア(失感情症)鈍感系受動型アスペルガーASD説

このように考えるとサイレントアスペルガーはアレキシサイミア(失感情症)鈍感系受動型アスペルガーASDと考えるのが良いのかもしれません。

自分の感情に敏感系の人は自分がアスペルガーであるとわかった時ずっと抱えてきた生きづらさや困難はアスペルガーのせいだったのか納得するケースが多いように見えます。

鈍感系受動型の人は自分が必死に社会生活を我慢して普通の人生を送ってきたと思っているので自分を普通の人だと思っているのでアスペルガーという障害があることを認めようとしません。

その点からもアスペルガーだとわかっても特になんの反応もないし改善もしないという反応はアレキシサイミア(失感情症)鈍感系受動型アスペルガーASDではないかと私には思えます。

またしても過去記事の引用をします。

受動型アスペルガーASDにも3種類存在する

私はアスペルガーのタイプを敏感系と鈍感系に分けて考えています。

受動型の場合違いは敏感系は自分の感情にも他人の感情にも敏感、鈍感系は他人の感情にも鈍感自分の感情に敏感、アレキシサイミア(失感情症)鈍感系は自分の感情にも他人の感情にも鈍感だと考えています。

敏感系受動型は外で必死に空気を読んで「普通の人」を真似て演じ自分を押し殺しているのでプラベートな家庭内になると押さえつけてきた自己本位な積極奇異的な感情を噴き出す事が多いようです。

それがモラハラ特に家庭内だけなのでカサンドラと言う現象になることが多いと思われます。

元々他人の感情に鈍感な鈍感系受動型の場合は外で読んでいた空気という圧力から解放されこちらも自己本位に振る舞いカサンドラ加害者になりやすいと思われます。

アレキシサイミア(失感情症)鈍感系受動型は他の2タイプほど無理をして社会適応していないのでストレスも少なく(しかし他人に合わせ流されているのでストレス自体はあるが自分自身でそのストレスを自覚することが困難)どちらかというと家庭というプライベートな場では自分の意志がないように振る舞うことが多いように推測されます。モラハラやカサンドラのような激しいことはしませんが家族からすれば受動的すぎて積極的に何もしてくれない無関心な人に映ることも多いように推測できます。

また別の記事を引用します。

失感情症(アレキシサイミア)系アスペルガーASDの特徴

失感情症系の特徴は自分の感情を自分で把握する力が弱く自分で自分の感情が理解できないところです。

自己の意志が薄いので主体性がなく流されるので相手の言うがままに聞いてしまうという特徴もあるようです。

自分の意志が薄いので自分の気持ちを聞かれてもわからないということがよくあるようです。

そして本当は感情は心の中にあるのにそれを自分自身で理解ができないので、自覚がなくてもストレスがたまっているというということが多いようです。

失感情症系の場合も敏感系受動型と同じく対人関係のトラブルと自分の感情への理解不足により気づかないうちにストレスが溜まり精神的な問題として起きやすいように思われます。

失感情症(アレキシサイミア)系鈍感系受動型アスペルガーASDに起きやすいトラブル・問題の特徴

アレキシサイミアタイプ(失感情症)の鈍感系受動型アスペルガーは感情鈍麻なので自分で自分の感情を理解できずに自覚なしに知らず知らずのうちにストレスがたまり爆発してしまうという問題が起きやすいようです。

全般的な感情に鈍感なのも問題ですが、自分で自分にどれ程ストレスがかかっているのかを自覚できないのが特に大きな問題とされています。

普通の人であればどれほど自分にストレスがかかっているか理解をして対処できるところができないのだから確かに大きな問題と言えるでしょう。

周りにサイレントアスペルガーがいて困っている

次に周りにサイレントアスペルガーがいて困っている場合の対処法を考察します。

まずは外面は偽りの姿で本音を出している時が真の姿だということをきちんと認識しましょう。

カサンドラ症候群のよく聞くパターンは付き合っていた時は普通だったのに結婚してから変わったというものです。

この場合変わったのではなくて本性を隠していただけということです。

本性の方がその人の本当の姿だと捉え直しましょう。

いつまでも過去の思い出を引き摺ってはいけません。

それが出来たら相手の気に食わないところを考えてみてください。

おそらく相手がアスペルガーなので空気を読まない傍若無人なところが思い浮かぶと思います。

空気が読めない人が許せないという人は本当は自分だって空気を読みたくないと思っている人です。

自分が我慢して耐えているルールを破る人が許せないのです。

なので本当は自分も本音では空気なんて読みたくないし傍若無人に振る舞いたいのだと認めることです。

嫌っているあの人は自分に禁止しているルールを破っているからなんだとわかれば他人を許すことで自分を許すことができるようになります。

自分の本音を認め受け入れ許すことができると他人を認め受け入れ許すこともできるようになります。

自分がサイレントアスペルガーで困っている

サイレントアスペルガーは自覚がないのであまり困っているという人はいないかもしれません。

しかし問題意識を持った人が調べてくる可能性もあるので改善法を書きます。

サイレントアスペルガーの人は外では本音を抑えて他人に合わせて生きています。

そのことがストレスとなって家庭内などで本性を出し周りの人にストレスを与えてしまいます。

サイレントアスペルガーの人は極めて本音と建前のギャップが大きいと言えます。

なのでこのギャップを埋める作業が必要です。

具体的にどうやればいいのかを説明します。

本音を尊重し表現する

無意識的に本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめます。

本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します

次にその本音を認め受け入れるようにします。

さらに本音を十分に肯定してあげます。

ここまでは内面での作業になります。

内面で十分本音を尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現することをします。

そして慣れてきたらどんどん本音を表現するようにして最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。

注意点は家庭内でやるのではなく外でやることです。

家庭内では既に本音に従って生きているのでそれを外でもできるようにするのが目的です。

ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。

長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。

パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。

それでは自己中になるのではないか

そのように言うとそれは自己中になるのではないかという不安を持つ人もいると思います。

ですがあなたは既に家庭内では自己中極まりない状態です。

それを他人に見られたくない気持ちはわかりますがあなたの本質は変わりません。

本当は家族以外の他人にも本音を受け入れて欲しいはずです。

もちろん本音に従って去っていく人もいるでしょう。

逆に新たに出会う人もいるでしょう。

去っていく人はあなたの本音を押し殺していないと付き合ってくれないような人だったと割り切りましょう。

新たに出会う人を大切にすればいいんです。

その人はありのままのあなたを受け入れてくれるので安心して生きることができます。

サイレントアスペルガーについてさいごに

このようにサイレントアスペルガーとは私の言うところのアレキシサイミア鈍感系受動型が当てはまるのではないかと推察されます。

「サイレント・アスペルガー」とは、自身では発達障害の自覚がなく、社会生活に“困り感”を抱くことなく生きてきた人のことを、そう呼んでいます。(略)私がパソコンでアスペルガーの特性を見せながら、「あなたこれかもよ」と言ったとき、「あ~ワタシこれです」とすんなり受け止め、「アスペルガー」という響きも特殊な感じがしてカッコいいとすら思ったそう。だからと言って、自分を変えようというふうにならないのがサイレント・アスペルガーの特徴かもしれません。

引用:サイゾーウーマンーアスペルガーの夫や彼氏から「逃げてもいい」! “妻だから支える”呪いに耳を貸すな

サイレントアスペルガーが敏感系受動型アスペルガーASDであれば「社会生活で困り感を抱かずに生きてきた」という部分が当てはまらないと思います。敏感系は他人の感情に敏感すぎるゆえに社会生活でストレスを抱えることが多いです。

サイレントアスペルガーが鈍感系受動型アスペルガーASDであれば「アスペルガーASDの特性を指摘したところすんなり受け入れた」という部分が当てはまらないでしょう。

鈍感系は自分が「普通の人」であることにこだわりアスペルガーASDなどという「異常者」であることを認めようとしません。

そうなると残りの失感情症(アレキシサイミア)系受動型がサイレントアスペルガーであると考えられます。

自分の感情に鈍感で人の言うことを受け入れて流され生活しているので「社会生活で困り感を抱かずに生きてきた」というのも当てはまり「アスペルガーASDの特性を指摘したところすんなり受け入れた」という部分も人に流される失感情症(アレキシサイミア)系受動型アスペルガーASDである可能性が高いと思えます。

そしてサイレントアスペルガーが周りにいて困っている人、サイレントアスペルガーで困っている本人両方について改善法を書きました。

奇しくも加害者も被害者も本音に忠実になることが改善法でした。

真摯に自分の本音と向き合ってみてください。

サイレントアスペルガーを嫌っている人は自分だって自由に傍若無人に振る舞いたいと思っていないかをチェックしてください。

自分がサイレントアスペルガーで困っている人は外で我慢している自分を受け入れて外でも本音を表現できるようになってみてください。

そうすることで双方とも解決に向かっていきます。

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