大人の自閉症スペクトラムASDアスペルガー症候群5つのタイプの特徴

こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。

自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)の大人の特徴について当事者が解説します。

自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)には5タイプある

一般的に言ってASDといえばいわゆるアスペと揶揄される空気の読めない奇怪な言動をする人というイメージが強いですが、これはASDの中でも積極奇異型と呼ばれるタイプの人を指します。

他には他人から孤立することを好む孤立型、他人の言うことを何でも聞いてしまう受動型があります。

この3タイプがほとんどなのでこれだけを記載しているサイトや書籍も多いですが、ほかにも少数ですが仰々しい話し方をする大仰型、尊大な態度で他人を見下す尊大型を入れて5種類だと分類する人もいます。

タイプは分かれるのですがどれも共通している問題がありそれはコミュニケーション障害です。

様々な真逆にも見えるタイプがいるが共通してコミュニケーションが普通ではないというのはみな一緒です。

自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)全般の特徴

アスペルガーASDは感情よりも論理性が優位であるというのが全般的な特徴です。

感情理解が弱く論理性が優位なので定型発達の人とはコミュニケーションが上手くいかないことが多いです。

アスペルガーASDというと空気が読めないというのがよく言われますが、逆に空気を読みすぎるという真逆のタイプもいます。

扁桃体の発達の遅れは2タイプあります。

1つ目は、他人の感情を理解するよりも自分の感情が優先される発達タイプ。他人の内面を推測する働きが弱く、自分の感情を強く意識するので、共感性が乏しく、自分本位の思考や行動になりやすく、社会的なトラブルを招きやすい傾向があります。

2つ目は、自分の感情の理解よりも、他人の感情への理解が促進される発達タイプ。他人の目が気になって仕方がないため、自分の感情を表に出すことが少なくなります。社会的なトラブルは少ないですが、外界や他者に過敏であるためストレスがたまりやすい傾向があります。

子どもを伸ばす脳番地トレーニング 2017【著】加藤俊徳【出版】秀和システム P.36.37 より引用

また物事へのこだわりが強いというのも共通した特徴です。

次にタイプ別に解説します。

大人の積極奇異型自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)の特徴

  • 空気を読むことが苦手で他人の感情に鈍感
  • 察するということができない
  • 距離感が異常に近く馴れ馴れしい
  • 相手が嫌がっているということがわからないのでずけずけと踏み込んでいく
  • 言葉の裏を読むことができないので文字通り受け取る
  • 非常識な奇怪な言動をすることがある
  • 自分のこだわりを押し付けてくる

などといった特徴があります。

積極奇異型という名前からわかるように積極的に奇異な言動をとるという特徴があります。

問題の原因は他人への共感能力の低さです。

他人よりも自己が優位なので自己本位な言動が多くなります。

大人の受動型自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)の特徴

  • 一見すると普通の人のように見える
  • 他人の言うことを何でも聞いてしまう
  • 自己主張ができない
  • 自分を抑えているのでストレスが強い
  • 外で我慢して普通の人を装っているので家では本性を出すことがある

受動型は相手の言うことを何でも聞いてしまうというコミュニケーションの障害があります。

そのため社会生活では問題なく暮らせてはいるがストレスがひどいというパターンが多いです。

また外で我慢している分、家ではストレスを発散し本性を現しカサンドラ症候群の加害者になりやすいタイプです。

念のためにカサンドラ症候群について軽く説明すると、元々は先ほど書いたように外面はいいのに家ではひどい言動をする配偶者を持つ人のことを言いましたが、今ではASDによるストレスを持つ配偶者や家族のこともいうようになってきたようです。

大人の孤立型自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)の特徴

  • 孤独を好み人と関わりたがらない
  • 論理的で知能が高いことが多く大学教授などに多いといわれる
  • 人とのコミュニケーションが嫌いなのでひきこもりになりやすい
  • 基本的に社会不適合者なので働けても人と関わらない仕事を選びがち
  • 一人でいるのが好きなのでほとんど孤独感は感じない
  • 無口で無表情

孤立型は名前のままで孤立することを好むタイプです。

典型的な自閉症に近いですが知能は高いことが多く論理的合理的な性格から大学教授の様な職業が適しているとされますが、実際になるのは難しくひきこもりになったり人と関わらない単純作業の仕事をすることが多いように思えます。

大人の大仰型自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)の特徴

  • 仰々しい形式ばった言葉遣いをする
  • 過度な敬語や謙譲語を使う
  • 誰に対しても同じようにしか接することができない
  • 体の動きが遅い

大仰型はコミュニケーションの問題を言葉遣いや作法を過度に吸収することで適応したタイプです。

そのため誰に対しても丁寧すぎる言葉遣いや作法で接します。

大人の尊大型自閉症スペクトラムASD(アスペルガー)の特徴

  • 自己本位
  • 他人を見下す
  • 自分の中のルールが絶対で他人に強要する
  • プライドは高いが自己肯定感は低い

尊大型という名前の通り尊大な態度で人に接します。

これだけを見るとただの嫌な奴か自己愛性パーソナリティ障害にも見えますが自分のルールに異常なこだわりを見せるというのがASDらしさが出ていると思います。

ただ実際「ASD+自己愛性パーソナリティ障害=尊大型」と考えることもできるかとも思います。

タイプは変化することもある

ASDの様々なタイプの特徴について書いてきましたがこれらのタイプは1人1つと固定化されたものではなく成長過程で変化していくこともあります。

最もわかりやすいのは積極奇異型だったけど人に嫌われるから別のタイプに変えたというパターンでしょう。

あれこれ怒られた結果なんでも受け入れればいいのかと思い受動型になったり、批判されすぎてもうかかわるのが嫌になったから孤立型になったり、言葉遣いを丁寧にすれば怒られないのではないかと適応して大仰型になったり、自己愛をこじらせて自己愛性パーソナリティ障害になり尊大型になったりと考えられます。

私の経験から見るタイプの変化の可能性

私はもともと孤立型であったと思います。

そして私はASDのほかに双極性障害もありその症状によってタイプが変化することに気づきました。

これは脳内物質の割合によってASDのタイプが変化するという他では見たことのない仮説が導き出されます。

具体的に言うとうつ状態でドーパミンが減ると孤立型になり、躁状態でドーパミンが増えると積極奇異型に変化します。

私の例は特殊かもしれませんが脳内物質でASDのタイプの変化が起きる可能性やASD自体の改善法が見いだせるきっかけになるかもしれない体験だと思います。

まとめ

ASDのタイプごとの特徴を見てきました。

ASDと一言で言っても全く違うタイプがいることを初めて知った人もいるかもしれません。

そのような人にはなぜこんな真逆のタイプも同じ障害に分類するのだと疑問にも感じるかもしれません。

ですが基本はコミュニケーションに障害を持っているという点が共通していると考えるとわかりやすいかと思います。

アスペルガーASDで悩んでいる人はコミュニケーションの問題が一番大きいと思います。

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