自閉症スペクトラムASDアスペルガー症候群とは?特徴を当事者が解説

本記事では自閉症スペクトラムASDアスペルガー症候群とは何かについて当事者の私が解説します。

アスペルガーASDについての概論的な記事になると思います。

自閉症スペクトラムASDアスペルガーとは?特徴と概要

アスペルガーASDとは何かについてまず概要を説明します。

アスペルガー症候群のある人の性格や行動にはさまざまなタイプがあります。
 
  • ひとりでいることを好む「孤立型」タイプ
  • 積極的に人と関わろうとする「積極奇異型」タイプ
  • 他人からのアクションがあれば応じるが自分からは積極的に動かない「受動型」タイプ

大人のアスペルガー症候群とは?症状や特徴、自閉症スペクトラム障害(ASD)との違いについて説明しますより引用

自閉性が少ないアスペルガー症候群になると、「普通」との境界は極めて曖昧になってくる。ローナ・ウィングら(1979)の分類でいう「孤立型」という他者との接触を避ける状態は理解できるが、おとなしく他者から働きかけられればそれなりに関係が持てる「受動型」になると理解出来にくく、他者に積極的に話しかけて行くが、その仕方が(相手のことを考えておらず)極めてユニーク(奇妙)である「積極奇異型」になるとそれが自閉症であるということがどうしても理解できないというのが一般的な印象のようである。

自閉症児者の「こころ」を自閉症児者自身が探し求める場ー高機能広汎性発達障害(高機能自閉症・アスペルガー症候群)への心理療法的接近からより引用

扁桃体の発達の遅れは2タイプあります。

1つ目は、他人の感情を理解するよりも自分の感情が優先される発達タイプ。他人の内面を推測する働きが弱く、自分の感情を強く意識するので、共感性が乏しく、自分本位の思考や行動になりやすく、社会的なトラブルを招きやすい傾向があります。

2つ目は、自分の感情の理解よりも、他人の感情への理解が促進される発達タイプ。他人の目が気になって仕方がないため、自分の感情を表に出すことが少なくなります。社会的なトラブルは少ないですが、外界や他者に過敏であるためストレスがたまりやすい傾向があります。

子どもを伸ばす脳番地トレーニング 2017【著】加藤俊徳【出版】秀和システム P.36.37 より引用

アスペルガーASDの特徴として一番大きいのはコミュニケーションの障害があることです。

コミュニケーションの障害とは何か具体的に書くと感情理解が乏しく共感性が低いこととその代わりに論理性が高く定型発達と比べてドライな印象を与えることが多いです。

またコミュニケーションの障害と言っても種類があり、他人と積極的に関わるがコミュニケーションが上手く取れない積極奇異型、他人と受動的にコミュニケーションは取れるがなんでも言うことを受け入れてしまう受動型、他人とコミュニケーションを取ろうとしない孤立型、仰々しい慇懃無礼なコミュニケーションを取る大仰型、他人を見下すコミュニケーションを取る尊大型にわかれます。

積極奇異型アスペルガーASDとは?特徴と概要

積極奇異型とは積極的にコミュニケーションを取りに行くが上手くいかない典型的なアスペ像の存在です。

空気が読めなくバカ正直で本音と感情に従ってものを言うので他人から嫌われたり疎まれたりしやすいです。

本人は自覚がないことが多くストレスは感じにくい人が多いようです。

むしろ周りの人がストレスを抱えるというパターンが多いです。

受動型アスペルガーASDとは?特徴と概要

受動型アスペルガーASDとは他人と受動的にコミュニケーションを取るがなんでも言うことを受け入れてしまうという障害があるのが特徴です。

積極奇異型で他人と衝突したり嫌われたりした結果逆になんでも受け入れるようになったのが受動型だと言えます。

受動型は自分を押し殺して周りに合わせているので最もストレスが多い型です。

その代わりに周りの人はストレスが少ないです。

孤立型アスペルガーASDとは?特徴と概要

孤立型アスペルガーASDとは他人とのコミュニケーションを取ろうとしないタイプです。

受動型で周りに合わせてストレスを感じて限界が来て他人と関わるのをやめたのが孤立型だと言えます。

孤立型は1人の世界で生きるのが好きなのでストレスはあまり感じないことが多いですが社会不適合者になりやすいのでその面ではストレスは感じやすいです。

周りの人とは接点を持とうとしないのでストレスを与えることも少ないです。

大仰型アスペルガーASDとは?特徴と概要

大仰型アスペルガーASDとは仰々しい慇懃無礼なコミュニケーションを取るタイプです。

なぜこのような言動になるかと言うと積極奇異型で他人と衝突した結果、言葉遣いを丁寧にすれば怒られたり非難されたりすることが少ないと学習したタイプのアスペルガーASDです。

アスペルガーASDは言語力が元々高いのでこのようなタイプになることもありますが割合としては少ないようであまり情報もありません。

本人も他人もあまりストレスは感じていないことが多く性格的にも比較的温厚な人が多いようです。

尊大型アスペルガーASDとは?特徴と概要

尊大型アスペルガーASDは尊大な態度を取り横柄で人を見下すような言動をとるタイプです。

尊大型はアスペルガーASDが育つ中で劣等感を強く持った人が独自の価値観にこだわるようになりそれ以外を見下すようになったタイプです。

自分も他人もストレスを抱える厄介なタイプだと言えます。

自覚のあるアスペルガーASD自覚のないアスペルガーASD

何かしら生きづらさを感じている自覚のあるアスペルガーASDもいますが、自覚のないアスペルガーASDもいます。

特に自覚のないアスペルガーASDは外では人に合わせるが家では本性を出すという傾向があり、俗に言うカサンドラ症候群の加害者になりやすいタイプです。

このタイプは外では普通の人に見えるので他人から問題がある人だと思われませんが家では本性のアスペルガーASDの面を出すので家族がストレスを抱えるという事態が起きます。

アスペルガーASDは空気が読めないわけではない?

アスペルガーASDと言えば空気が読めないといわれていますが逆に空気を読みすぎる過剰同調性という特徴を持つ人もいます。

これは空気が読めなく人間関係でトラブルを抱えた積極奇異型が社会適応するために空気を読むことを身につけたが生来の空気を読む能力ではないので過剰に空気を読むようになってしまったものです。

空気が読めない積極奇異型から空気を読みすぎる受動型へと変わりさらに空気を読むことに疲れた孤立型へと移行する私の仮説にも合致します。

アスペルガーASD=空気が読めないという世間の常識とは違うので覚えておいてほしいポイントです。

自閉症スペクトラムASDアスペルガーについてまとめ

アスペルガーASDの特徴と概要を書いてきました。

アスペルガーASDはコミュニケーションの障害が一番目立ちます。

タイプごとに全く違う様相を示しますが根本にあるのはコミュニケーション下手です。

感情理解が乏しく共感性が低いので論理や言語に頼るのがアスペルガーASDだと言えます。

本記事と関連記事を読めばアスペルガーASDについてはほとんど理解ができるようになると思います。

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