こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
マウンティングをしてしまうのをやめたいと思っている人もいると思います。
ですがマウンティングはやめたいと思ってもなかなかやめられません。
そこでマウンティングを根本的に解決する治し方を紹介します。
マウンティングの心理学
マウンティングをしてしまう心理は劣等感を抱え自分には価値がないと思っているので他人を蹴落として価値を下げることで相対的に自分の価値を高めようというものです。
劣等感、無価値感、自信のなさから他人を攻撃して価値を下げることに必死になります。
そうすることで自分には価値があると証明しようとしますがこれは本当の自分の価値を上げることにならないのでいつまで経ってもやめられません。
疑似的に自分の価値が上がったようには感じますが実際は他人の価値を貶めただけで自分の価値は上がりません。
なのでこのマウンティングをし他人の価値を下げるという営みには終わりがなく無限ループします。
マウントを取るようになった原因
ではそもそもなぜマウントを取るようになってしまったのでしょうか。
人格形成の基盤は親子関係にあります。
多くの場合親からありのままの自分を認められなかったという経験があります。
そして自分には価値がないと思うようになりました。
そこで他人を貶して価値を貶めることで相対的に自分には価値があると思うようになりました。
マウントを取る人の末路
このままあなたがマウントを取り続ける人生を歩んだらどんな末路が待っているのかを解説します。
まず先ほど説明したようにマウントをとっても自分の本当の価値は上がりません。
他人を貶して貶めただけで自分の価値は何も変わっていません。
一時的に他人より上になった気分にはなれますがすぐにまた自分には価値がないと感じてきます。
そしてまたマウントを取ることで一時的な優越感を感じようとします。 この営みの終わりはありません。
無限にループをしてしまいます。 さらに周りの人からは煙たがられてどんどん孤立していくでしょう。
これがマウントを取る人の末路です。
マウンティングの直し方
マウンティングをやめるには自分の価値を本当にあげる必要があります。
一時的に価値が上がったように錯覚するマウンティングをすることでは本当の価値は上がりません。
そこで本当の価値をあげる方法を紹介します。
それは本音と向き合うことです。
そしてありのままの自分を認めて受け入れることをします。
自分に価値がないと思っているのはありのままの自分では価値がないと思っているということです。
だから他人を蹴落として偽りの価値を手に入れようとします。
ありのままの自分を受け入れることで自分に自信が持て価値が認められるようになります。
本音を尊重し表現
ではありのままの自分を受け入れる方法を書きます。
まずは無意識的に本音を否定していることに気づいたらそれをやめるようにします。
次にその本音を認め受け入れることをします。
さらに本音を十分に肯定してあげます。
自分の本音を全面的に認め肯定し受け入れることができるようになっていきます。
十分に本音を尊重することができるようになればマウンティングをしたいという気持ちはなくなるでしょう。
具体例を書きます。
例えばあなたが馬鹿な人をマウンティングしたくなるとしたら本音では自分のことを馬鹿だと批判しています。
その本音に気づくようにします。
自分は本当は自分のことを馬鹿だと思ってるんだと受け入れます。
そして馬鹿な自分もありのままの自分なのだと受け入れます。
最後には馬鹿な自分でもいいと認められるようになります。
そうすることで馬鹿な自分を十分尊重できるようになり受け入れ否定しなくなります。
そうすることで劣等感をなくして批判心も自然となくなりマウンティングをやめられます。
さらに可能なら自分の本音を表現してみることをおすすめします。
そうすることでより自分に自信を持てるようになります。
ありのままの欠点を持った自分をさらけ出すことで自然体の自分で生きることができるようになります。
本音を出すことへの抵抗
しかし本音を出すことには抵抗を感じるという人も多いでしょう。
弱い自分を出せば否定されたり馬鹿にされたり見放されたりすると恐れている人が多いです。
しかし本音ではそんな弱い自分も受け入れてほしいと思っています。
そんな人間関係を本心では望んでいます。
確かにあなたが恐れているように本音を出せばあなたの人間関係は変わるでしょう。
ですがそれはいい意味で変わります。
今まで無理して維持してきた人間関係は終わり、ありのままの自分で生きられる新しい関係が始まります。
この新しい関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
自己肯定感を上げて自信を持つ
確かに本音を尊重し表現できればマウンティングをやめられるかもしれないけどその勇気が出ないという人も多いでしょう。
マウントを取ってしまう人は自己否定が強く自分には価値がないと思っているので無理もありません。
そこで自己肯定感を上げて自信を持つ方法を紹介します。
それは他人から言われたいことを自分で自分に言うことです。
マウントを取ってしまう人は親からありのままの自分を認めてもらえなかったという経験があります。
親から認めてもらったという経験が不足しています。
そこでそれを補うために自分で自分の心を満たすことをします。
そのために他人から言われたいことを自分で自分に言うことをしてください。
どんなことを言われたいかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
こんなことを言われたらうれしいという言葉を見つけたら自分にいってあげてください。
続けていくうちに自己肯定感が上がり自信がつきます。
ありのままの自分でいいんだと思えるようになりマウントを取る必要性を感じなくなるでしょう。
そして本音を出するようになるのでさらにありのままの自分を表現できるようになっていきます。
マウンティングをやめたい人へ最後に
マウンティングの直し方について解説してきました。
この方法を実践すれば着実にマウンティングは減っていきます。
マウントを取る人の末路を回避できるようになるでしょう。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツと実践してみてほしいです。
継続の先にはありのままの自分で生きられる人生が待っています。
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