アスペルガーASDは完璧主義?白黒思考?当事者が改善法も解説します

アスペルガーASDは完璧主義、白黒思考と言われています。

このことについて当事者が解説したいと思います。

まずはアスペルガーASDが完璧主義、白黒思考な理由を書いて次に改善法を紹介します。

アスペルガーASDが完璧主義・白黒思考な理由

アスペルガーASDは確かに完璧主義、白黒思考の人が多いです。

その理由の1つはASDは感情よりも論理性が優位だからです。

論理性が優位ということはなんでも論理的に考えてしまう傾向があると言えます。

論理的に物事を考えるので何かにつけて正解不正解をハッキリつけたいと思っています。

またASDは論争が好きなので勝ち負けをハッキリつけたいとも思っています。

このこともASDが完璧主義、白黒思考なのを助長させていると思います。

またASDはこだわりが強いので自分の価値観に対するこだわりがあります。

自分の価値観が正しくそれに反するものは間違っているという思考になりやすくこれも完璧主義、白黒思考を強化していると言えます。

アスペルガーASDが完璧主義・白黒思考なのは親の影響もある

アスペルガーASDは遺伝性が高くASDの親もASDである可能性が高いです。

ASDはこだわりが強いというのもあり自分の価値観を子どもに押しつけがちです。

そのせいで子どもの価値観が歪んでしまうということは考えられます。

感情理解が乏しいASDなので子育てにおいても感情が弱く自分のこだわりを押しつけがちです。

自分の価値観を満たすことをしたら子どもを認めてあげるという条件付き承認をしてしまう傾向があります。

そのためASDの子どもはありのままの自分を認められたという経験が少ないです。

なのでありのままの自分には価値がなくなにかの条件を満たした自分には価値があると考えてしまいます。

このことがASDのこだわりとして定着します。

そしてそのこだわりを満たすものは善でそれ以外は悪と考えてしまい完璧主義、白黒思考に陥りやすいです。

アスペルガーASDの完璧主義・白黒思考の改善法

それではASDの完璧主義、白黒思考の改善法について解説します。

感情よりも論理性が優位というのは先天的なもので変えられないと考えられるので後天的な価値観の歪みを治していきます。

価値観の歪みはありのままの自分を認められなかったという経験から来ています。

そこで自分でありのままの自分を認めるという作業が必要になります。

ありのままの自分とは自分の本音のことです。

そこで本音と向き合うことが重要です。

本音を尊重し表現する

具体的にどうすればいいのか説明します。

まずは無意識的に本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめるようにします。

本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します

次にその本音を認め受け入れることします。

さらに本音を十分に肯定してあげます。

それができるようになったら本音を少しずつ表現することをしてみます。

慣れてきたらどんどん本音を出して最終的にありのままの自分で生きられるようになります。

このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると親の価値観で歪む前のありのままのあなたの気持ちを表現できるようになります。

そうすると自然と白黒思考・完璧主義も直っていきます。

ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。

長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。

パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。

本音を出すことへの抵抗感

この話を聞いても本音を出すことに抵抗感があるという人も多いと思います。

親からありのままの自分を認められなかったので本音を出したら否定されたり見放されたりするという恐怖心があります。

その恐怖心を和らげるためにまずは表現する前に自分の内面で十分に本音を尊重することをするようにします。

確かに本音を出したら去っていく人もいるでしょう。

ですがそんな人はあなたが本音を押し殺していないと相手をしてくれないような人だったということです。

そんな関係は無理して維持する必要はあるでしょうか。

本当にあなたのためになる関係でしょうか。

去っていく人もいれば新たに出会う人もいると思います。

その人はあなたのありのままの自分を受け入れてくれます。

その人を大切にすればいいのではないでしょうか。

アスペルガーASDの完璧主義・白黒思考について最後に

ASDの完璧主義、白黒思考について解説してきました。

この方法を実践すれば着実に生きやすくなります。

ただ長年の習慣を変えることになるので地道にコツコツと実践してみてほしいです。

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