こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
孤立型アスペルガーASDの特徴や問題、悩みなど当事者が解説します。
当事者だからこそできる分析をしていきたいと思います。
孤立型アスペルガーASDとは
アスペルガーASDには他人と積極的にコミュニケーションをするが上手くいかない積極奇異型と他人と受動的にコミュニケーションをする受動型と他人とコミュニケーションしない孤立型があります。
孤立型アスペルガーASDは最も自閉症に近く自分の世界に生きているのであまり目立たなかったり本人がアスペルガーASDだという自覚がなかったりするので他の型より知名度や認知度がないです。
知能は自閉症と違いむしろ高い傾向があるので学生までは問題なく過ごせている人が多いということも目立ちにくい原因だと思います。
孤立型アスペルガーASDの特徴
孤立型の最もわかりやすい特徴は名前の通り孤立することを好むということです。
しかし根っからの孤立好きかと言うとそうでもないというのが私の見解です。
アスペルガーASDは一生の中でタイプを変化させることがあります。
私の持論ではアスペルガーASDは積極奇異型からスタートしてコミュニケーションの壁にぶつかることで自分はなにか間違ってると思い、受動的になんでも言うことを聞く受動型に変化し、それが疲れると人と関わらない孤立型へと移行すると考えています。
つまり孤立型は根はコミュニケーション好きな積極奇異型の特徴を持っていると言えます。
特に孤立型は知能が高く知識が深いことが多いので人に自分の知識を教えることが好きという傾向があります。
また思考回路が極めて合理的で理性的、論理的で感情は乏しいことが多いです。
孤立型アスペルガーASDの問題や悩み
孤立型アスペルガーASDの持つ問題や悩みについて当事者目線で書きます。
社会ではコミュニケーションスキルが重視されるのでコミュニケーションが苦手で嫌いな孤立型は社会不適合者になりやすいです。
就労で困難を感じることが多く適職は大学教授のような知識を人に教えるものがいいとされていますがハードルが高いのでなかなか難しいのが現実です。
他には知識を教えるという点で塾講師や家庭教師などが適していると言われますが、アスペルガーASDの特徴として自分の興味のないことはやりたくないというのがあるので大学教授ほど適しているかと言うと疑問です。
あとは社会不適合者で人とコミュニケーションを取らなくていい清掃員や警備員が適していると言われますが、これも知的なことが好きな孤立型にとっては不満があると思います。
今の時代はネット社会なので私は孤立型は自分の好きなことをネットで情報発信するのが向いていると思います。
煩わしい人間関係もなく自分の好きな事の知識を教えることができるからです。
私自身もこのように自分の好きな事の知識を教えることをブログで発信し、コーチングをして人に教えることを仕事にしています。
孤立型が生きやすくなる方法
次は孤立型が生きやすくなる方法について書きます。
先程書いたように孤立型は元々積極奇異型でした。
積極奇異型は本音で生きていますがそれで他人と衝突してどんどん本音を押し殺して受動型になりさらに孤立型へとなりました。
そこで孤立型には本音を大切にすることを提案したいと思います。
具体的には無意識的に本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめるようにします。
次にその本音を認め受け入れることをします。
さらに本音を十分に肯定してあげます。
それができるようになったら次は本音を少しずつ表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的にはありのままの自分で生きられるようになります。
積極奇異型のように迷惑になるのではないか
それでは積極奇異型のように他人に迷惑をかける自己中になるのではないかと思う人もいるかもしれません。
ですが孤立型は過度に人目を気にして空気を読むことをしています。
そこまで空気を読むことを身につけた後なら本音に従っても迷惑な自己中にはなれないでしょう。
空気を読むという能力を持っているかどうかは大きな差です。
空気は読めるが本音に従うというバランスの良さが重要です。
最後に
孤立型アスペルガーASDについて当事者目線で解説してきました。
孤立型が楽に生きるには本音を大切にすることと言いました。
孤立型は自分の世界に閉じこもり他人はどうせ自分を理解してくれないと思っています。
これを打開するにはまず自分自身の本音を尊重してあげることです。
そして自分の本音に自信が持てるようになったらそれを表現してどんどん他人との壁をなくしていきます。
最終的には自由な心で生きることができるようになっていくでしょう。
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