他人のルール違反が許せない!ルールを破る人が許せない!その心理と解決法

こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。

他人が許せないという人は多いのではないでしょうか。

別にそんなでもないと思っていても怒りという感情が皆無な人はほとんどいないのではないと思います。

他人が許せないということは怒り、攻撃的になりやすいということです。

できればそんな感情はなくして許せるようになった方がいいのは至極当然のことでしょう。

ところがこの許すということが非常に難しいというのはみなさんご存じだと思います。

そこで本記事では許せない人の心理プロセスを解説して、なぜ人を許すことが難しいのかを説明していきます。

そして許せない人の心理プロセスを分析し解決法、つまり許す方法の解説もしていきます。

他人のルール違反・ルールを破る人が許せない人の心理プロセス

他人を許せないというのは他人が自分が設定したルールを破っているから起きる感情です。

自分の設定したルールを破っている人は許せないと怒りの感情が湧いてきます。

この段階でその人を許そうと思っても心理的抵抗が強くてできないでしょう。

そこでもっとこの許せないという心理を紐解いていきます。

許せないという思いはよく内省すると本当は自分だってやりたいのを我慢しているのにあの人は平気な顔でやっているという感情があることがわかると思います。

つまりやるべきではないのに本当は自分だってやりたい、もしくはすでに心の中ではしてしまっていることを自己否定して自己嫌悪しているのが許せないという感情の真の姿です。

自分で作ったルールを自分で破りたいもしくは破ってしまっている心理こそが許せないという感情であり、本当に許せないのは他人ではなく自分であったといえます。

他人のルール違反・ルールを破る人の本当の許し方

今までは許せない他人を許そうとしてきたのでとても難しかったのです。

許せない他人を見つけた時はこれは自己嫌悪なのだと認識し、自分が自分に課したルールに気づくことがポイントです。

そして私は自分にこのようなルールを課してきたがこれはもうやめることにするとルール自体を取り下げてしまうか、ルールを破ってしまう自分自身を許すことで真の許しができるようになります。

ルールを取り下げる

「~~すべきである」というルール自体を取り下げてしまうことでそのルールに違反する自己を否定することをやめて自分を許すことを通して他人を許せるようになっていきます。

ただそう簡単に自分の信じてきたルールを捨て去ることが難しいということも多いと思います。

そういう場合は次のルールを破る自分を許すアプローチに移ります。

ルールを破る自分を許す

こちらの方法はルール自体はそのままでそんなルール違反をしてしまう自分を許すことで他人を許せるようにしていくアプローチです。

ルールを取り下げずにそのままにするのでこちらの方がやりやすいと思います。

ただ自分を許すのに時間がかかることがあるかと思います。

今まで自他に禁止していたルールを自ら破るという心理的抵抗は強いと思います。

根気よく「~~してしまってもいい」と自分自身に語り掛けるようにする作業が必要になるかと思います。

ルールを取り下げるにせよこちらにせよある程度自分と向き合う時間は必要になると思います。

本音を尊重し表現する

本当の許しをするには自分の本音と向き合うことが必要です。

具体的にどうやればいいのかを説明します。

まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。

次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。

さらにその本音を十分に肯定してあげます。

心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。

慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。

このステップを踏んで本音を尊重し表現できるようになると自分を許すことができて自己嫌悪がなくなり他人を許せるようになります。

ただこれには心理的抵抗もあると思います。

今まで嫌っていたルール違反をしていたあの人と自分が実は同じ願望を持っていることを認めないといけないからです。

嫌っているあの人と自分が同じ穴の狢であることを認める必要があるのでそこが難しい点です。

ですがもうあなたはその嫌悪が自己嫌悪であり同族嫌悪であることがわかりました。

もう自分を許す時が来ています。

自分を許すことで他人を許す

どのアプローチ法にしてもまず許すのは他人ではなく自分だというのが私のやり方の大きなポイントです。

他人を許そうというのは聞こえはいいですがとても難しいです。

その原因は自己嫌悪を他人の中に見出しているからだと書いてきました。

他人を嫌悪していると本人は思っていますが本当は自己嫌悪がすり替えられているという構造があります。

これが他人を許すことが難しい原因です。

本当は自己嫌悪なのに他人が悪いと攻撃先を間違えているので解決が難しいのです。

他人のルール違反・ルールを破る人が許せない人へさいごに

許せない心理を分析し、真の許しができる方法を書いてきました。

この方法を使えば無理に他人を許そうという風にはならず、まず自分を許すという正反対のアプローチ法になります。

通常他人を許そうと思ったときに自分を許そうなどとは思いつきもしないでしょう。

ですが真摯に自分の心と向き合えば本当に許せないのは他人ではなく自分であるということがわかると思います。

そして自分を許していれば無理に他人を許そうとしなくても自然と許せるようになっていきます。

自他に課していたルールを自分に対して解除することで自然と他人に対しても解除されていきます。

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