こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
何かにつけてマウントを取り批判をしてくる人とは意外と多いものです。
批判するマウントを取る人の気持ちを心理学的に考察し対応策を提案していきます。
マウントを取る人の特徴や気持ちを心理学的に解説
批判をする人は相手を貶めて自分より下にして自分の方が上であるとマウントを取りたいという心理から動いています。
その原動力は劣等感です。
自己肯定感が低いので相手の価値を下げることで自分の価値を相対的に高めようという思考の持ち主だといえます。
しかしこれでは一時的に自分の価値は高まったように感じますが実際は変わっておらず、またマウントを取り批判することで自己価値を高めた気になるというループをくり返します。
本当の自分の価値は上がってないのでマウントを取ることをやめられなくループし続けます。
マウントを取るのをやめるには自分の本当の価値を上げる必要があります。
マウントを取る人のマウントを取りたい
そこでマウントを取り批判する人に出会うと人マウントをし返してやりたいと思います。
マウントを取るのは良くないというマウントを取ってしまいます。
しかしこれでは同じ穴の狢に成り下がってしまいます。
そこで一般的な心理学ではスルーを推奨することが多いですが私は別の対応策を提案しようと思います。
もちろんスルーをするというのはかなり有効な対策であることに違いはありません。
ですが私はもっと根本的な解決法を提案します。
マウントを取るのは同族嫌悪であることを認める
まず最初のステップはマウントを取り批判してくる人に対してマウントを取りたい批判したいというのは同族嫌悪であると認めることです。
結局は自分もマウントを取りたいし批判をしたいのだと認めることが重要です。
そしてそんな自分が憎い相手と同じだと思うと自己嫌悪が湧いてくるかもしれません。
自分もあの人と同じようにマウントを取りたいのだと認めることは心理的抵抗が強いかもしれません。
この気持ちの解決法も解説していきます。
マウントを取る人への対応策
ここまではマウントや批判する人への心理学的な解説をしてきました。
次はこの問題への対応策を提案します。
同族嫌悪であることをきちんと認識する
マウントや批判をされたりしたときにやり返してやろうと思いますが、その時にこれは相手と同じ土俵に立ち同レベルに成り下がる同族嫌悪であることを利用します。
そして反面教師として相手をみなして「ああはなりたくない。」と思うことでマウントの取り合いになることを防ぐことができやすくなります。
なぜマウントを取り批判する人が許せないかというと自分も同じことをしている自己嫌悪なのです。
自分の中にある醜い部分を他人の中に見ることでそれを消し去ろうと批判をします。
そこでこれは自分への嫌悪なのだと認識して受け止めることで負の連鎖を止めることができるようになります。
感情を感じきる
マウントを取られたり批判されたりしてやり返してやろうと思ったときにストップしてその時感じている感情を感じきります。
許せない腹が立つなどなどという思いとともに体にも不快感が湧き上がってくると思います。
その体の不快感を感じきるようにしてみます。
通常の心理学のように我慢してスルーするというのではなく、心の中では爆発させてください。
そうしているうちに体の不快感が小さくなり憤りの感情も減っていきます。
最初のうちはできずにマウントの取り合いになってしまうかもしれませんがその時はその時で感情を感じきってみてください。
そうしているうちにマウント合戦に参加しようという気もしなくなっていきます。
多くの人はマウントを取るのはいけない批判するのはよくないと思いながらもやってしまっています。
なのであえてマウントや批判をしまくり飽きるまで感じきるというのは一つの荒療治としてはありだと思います。
ですがそれだとトラブルも多いでしょうからおすすめは心の中でだけ爆発させて感じきることがいいと思います。
自分で自己肯定感を上げる
最初にも書きましたがマウントや批判の原因は劣等感です。
つまりマウントや批判をしている人とともにそれに対してスルーできずにマウントを取り批判したい人も同じく劣等感が強いといえます。
そこでマウントを取って批判してやりたいと思ったらこれは自分には価値がないという劣等感からきている感情なのだと認識します。
相手を下にして自分の価値の方が上で自分はすごいんだと思いたいのだと自覚します。
そして一時的にマウントを取り批判してもこの劣等感は改善しないのだと認識します。
それでは次に劣等感を自分で埋めて自己肯定感を上げるようにします。
方法は単純で自分が言われたい言葉を自分に対して言うことです。
マウントや批判をすることで他人から得たい言葉を自分に言います。
多くの場合「すごい」「えらい」「あなたは正しい」というような称賛の言葉であるケースが多いと思います。
自分が欲しい言葉を他人から得るのではなく自分で与えることで自己肯定感が上がっていきます。
その結果マウント合戦に参加する気も起きなくなってくるでしょう。
本音を大切にする
マウントを取り返してやりたいと思うとき人は劣等感から動いています。
自分には価値がないと思っているのでマウントを取ってしまいます。
そこで自分に自信を持つ事が対応策となります。
自信を持つとはありのままの自分を認めることです。
ありのままの自分とは自分の本音のことです。
つまり自分の本音を認めることで自信がつきマウントを取らなくなっていきます。
では具体的にどのようにすればいいのか説明します。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重できるようになると自分に自信がつきマウントをとられてもやり返してやろうと思わなくなっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
マウントを取る心理についてまとめ
マウントを取る人についてそしてその対応策を書いてきました。
対応策と言っておきながら被害者である自分の心を変えるというのは納得できないと感じる人もいるかと思います。
ですが無視してスルーや適当にあしらうなどの一般的な心理学などで語られている方法では根本的な解決にならないのであえて厳しいようですが書かせていただきました。
何よりも自分自身の心がマウントや批判心から解放されるので生きやすくなるのでおすすめです。
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