正論は人を傷つける【正論ハラスメント・ロジハラ】正論の使い方

こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。

正論は時に人を傷つけます。

正論には適切な使い方があります。

適切な正論の使い方そして正論ハラスメント・ロジハラに対する対処法を書きます。

正論は言っていることは正しいが使い時がある

正論は確かに正しいのですがそれだけで人間は割り切れません。

いくら論理的に正しくても人間には感情があるからです。

そのことを示すひとつの喩えを提示します。

怖がる子どもに正論は通用しない

例えばおばけを怖がっている子どもがいるとします。

その子どもに対しておばけなんていないんだから怖がる必要はないということは正論です。

ですがそれでは子どもは話を聞いてくれないでしょう。

正論は正しいが通じないときもあります。

それどころか怖がる必要はないからやめろ!と言ったら余計に怖がらせて事態を悪化させてしまうでしょう。

逆に感情論ならどうか

逆に感情論で子どもに接するとひたすらそうだね怖いねと言い続けるだけで怖さは根本的に解決しません。

一時的に安心はするものの子どもはいつまでもおばけの存在を信じているので怖がるでしょう。

正論も問題を解決できなかったのですが、感情論も問題を解決できなかったのです。

正論と感情論を合わせて使うのが適切

では子どもに対してどう接するのが適切でしょうか。

それは感情論でまずはそうだね怖いねと諭してから、でも本当はおばけなんていないから怖がる必要はないと伝えることではないでしょうか?

正論は確かに正しいのですがそれだけだと聞き入れてもらえないということがあります。

正論を相手に聞いてほしいのならまず最初は感情をんで同意するするのが真に合理的ではないでしょうか。

正論だけでも足りなく感情論だけでも足りないのです。

正論ハラスメント・ロジハラへの対処法

ここまで読んできて正論にも一理あることがわかったと思います。

しかし人間は感情があるのでそれだけではダメだということもわかったと思います。

そこで正論ハラスメント・ロジハラへの対処法を述べます。

まずは正論は確かに論理的には正しい事を認めなければいけません。

その上で私には感情があるから今はそれを受け取れないという姿勢をとることです。

論理的には相手の方が正しいのでそれに対して論争をしかけても勝ち目はないです。

相手の言うことは確かに正しいと認めた上でそれでも私には感情があるからまだ受け取れないと言えばいいのです。

正論ハラスメント・ロジハラについて最後に

正論は確かに正しいのですが人間には感情があり時には受け入れられないこともあります。

その感情を無視して正論を押し付けるのは確かに正論ハラスメント・ロジハラと呼ばれても仕方ないでしょう。

しかし正論を振りかざす人も悪気はなく正しいことを言っているだけだと言う人も多いと思います。

その好意は受け取ってでも今は受け入れられないということを伝えればいいのではないでしょうか。

正論に感情的に反論するのは得策ではないことはよくわかったと思います。

なのであなたの言うことは正しいけど今の私には受け入れられないということをきちんと伝えることが重要だと言えます。

逆に正論を言いたいときはまずいきなり正論を言っても聞いてもらえないことが多いので、ひとまず感情論を使い同意をしてから正論へと導くのが合理的です。

これをしないでいきなり正論を振りかざすと相手からすると正論ハラスメントだと感じてしまうのも仕方ないでしょう。

正論は正しいが使い方には気を付けなければいけません。

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