こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
許せない他人を許すには自分を許すことだと論理的に解説していきます。
論理的なのできちんと納得して許すことができるようになります。
人を許せない心理
他人を許せないとはどういう感情なのか分析します。
あなたが他人が許せない時その人はあなたが禁止しているルールを破っています。
ルールを破っているので許せないという感情が湧きます。
この感情をさらに分析すると、自分が我慢しているルールを破っているなんて許せないという感情があります。
これをさらに分析します。
そうすると本当は自分だってルールを破りたいのに我慢しているにも関わらずあの人はルールを破ってずるい許せないという心理があります。
つまり本当は自分だって許せないあの人のようにルールを破りたいのです。
人を許すには自分を許すこと
心の底では自分だってルールを破りたいと思っていることをあなたは恥じています。
そんな自己を嫌悪しています。
この自己嫌悪は許せないあの人の同族嫌悪でもあります。
本当はあの人のように自分だってルールを破りたいだけどそんなのはダメだと自分を縛り付けています。
そこで他人を許すことは自分を許すことという話になります。
他人が許せない時に同時に自分自身を縛り付けています。
つまり他人を許すことと自分を許すことは同じことなのです。
それはあなたの持っているルールを手放すということです。
そうすれば自己を縛るものがなくなり、また他人を縛るものもなくなります。
このように他人を許すことは自分を許すことであることが論理的に説明出来ました。
他人を許し自分を許すには
他人を許すことは自分を許すことだとわかりました。
ではどのように自分を許せばいいのかについて書いていきます。
本音を尊重し表現する
そのためには押し殺している自分の本音と向き合うことが必要になります。
あの人が許せないと思っていたけど本当は自分のことが許せなかったのだと認識します。
本当は自分だってルールを破りたいのだと認めます。
そしてその本音を受け入れて肯定してあげます。
十分に尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現するようにします。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このようにすることで自分に課していたルールを取り下げていきます。
そうすると他人への同族嫌悪だった許せないという気持ちがどんどんなくなっていきます。
自分を許すことができたので他人も許すことができるようになっていきます。
本音を出すことへの抵抗
このような話を聞くと本音を出すことは抵抗を感じるという人もいるでしょう。
何よりも嫌っている許せないあの人と自分が同じことをしないといけないわけなので抵抗を感じるのも無理はありません。
ですがあなたは自分の本音を知りました。
本当は自分だってルールを破りたいのです。
その本音を尊重してあげましょう。
自分に厳しく当たるのはもうやめてあげましょう。
あなたはルールを破ることで他人から批判されることを恐れています。
確かにあなたが恐れているように今現在の人間関係は変わるか壊れるかするでしょう。
ですがあなたの今の人間関係は本音を我慢して作り上げた虚構のものです。
あなたが本音を出せば去っていく人もいるかもしれません。
その人はあなたが我慢をしていないと相手をしてくれない人だったということです。
その程度の関係は本当に必要なものでしょうか。
去っていく人もいれば新たにである人もいるでしょう。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれる人です。
この新しい関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
この人を大切にすればいいのではないでしょうか。
自己肯定感を上げて自信を持つ
確かに本音を出せれば他人も自分も許せるようになるのかもしれないけど勇気が出ないという人も多いでしょう。
そんな人のために自己肯定感を上げて自信を持つを方法を紹介します。
それは他人から言われたいことを自分で自分に言うことです。
自分を縛るルールを持っている人は親や社会から本音を否定するように言われ続けてきました。
他人から認めてもらったという経験が不足しています。
そこで他人に依存せず自分で自分を認めることをします。
これをくり返すことで自分で自分を認められるようになり自己肯定感が上がり自信が持てます。
どんなことを言われたいかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
こんなことを言われたらうれしいという言葉を見つけたら自分に言ってあげます。
そうすると自分で自分の心を満たすことができて自信が持てます。
自信が持てればありのままの自分でいいんだと思えるようになり本音を表現することも簡単になるでしょう。
許せないという感情を感じきる
ここまでは論理的に頭を使って他人と自分を許す方法を紹介してきました。
次に感情面からのアプローチを紹介します。
感情には向き合って感じきると解放されるという性質があります。
これを利用して許せないという感情を解放します。
具体的にどうやるかというと許せないという感情が湧いたときに同時に体にも不快感が湧くと思います。
頭に来るとか腹が立つとか何かしら身体的にも不快感があるはずです。
その不快感に注目して感じきってみましょう。
続けていると体の不快感がなくなっていきそれに伴って許せないという感情もなくなっていきます。
また他人が許せないという感情だけでなく自分が許せないという感情も感じきってみるといいと思います。
例えば自分が持っているルールをあえて破っているところをイメージしてみてその時に感じる感情を感じきって解放します。
自分を許せないという感情であったり他人から批判されるのではないかという恐怖感もあるでしょう。
それを感じきって解放してから実際に行動する方が抵抗がなくていいと思います。
人を許せない心理について最後に
他人を許すことは自分を許すことだと論理的に説明しました。
これで納得出来たかと思います。
他人を許すことは自分を許すことというよりは自分を許すことで他人を許せるようになると言った方が正確だと思います。
自分を許すには本音と向き合う必要があります。
本音を尊重してありのままの自分を許すことが重要です。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツとやってみてください。
継続の先には晴れやかな心が待っています。
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