こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
恨みという感情は持っているととても苦しいものです。
生きていくうえで1人や2人は強く恨みを抱く人はいるのではないでしょうか。
そんな苦しみを消そうとしても消えない消せないという経験をしている人は多いのではないかと思います。
そこで恨みを晴らす方法を紹介したいと思います。
復讐せずに恨みを晴らす方法なので相手に働きかける必要は全くありません。
復讐をしないのですぐに恨みが消えるというわけではないのでご注意ください。
復讐せずに恨みを晴らす方法
恨みを感じきる
恨みを晴らす方法といえば普通に考えて復讐しかありません。
ですがあえて私は復讐をしない恨みの晴らし方を紹介します。
それは恨みを感じきるという方法です。
「恨みだったら十分感じてるよ!!」
そうあなたは思うかもしれませんが、感じきるには少しコツがあるのでそれを紹介していきます。
恨みを感じきるコツ
感情には感じきると消滅していくという性質があります。
これを利用して復讐せずに恨みを晴らしていきます。
恨みを感じきるコツは、恨みが湧いてきたら同時に体にも不快感が生じると思います。
その体の不快感に集中して感じきるようにします。
そうすることで恨みの感情が少しずつ小さくなっていくと思います。
コツがよくわからない人のためにさらにコツを紹介
感覚的な作業になるので恨みを感じきるという感覚がわからない人もいるかと思います。
そこでさらにコツを紹介したいと思います。
まずは恨みの感情を消そうと握りしめるのではなく受け入れ受容していく感覚を持ちながら感じきります。
消そう消そうとすると解放すべき恨みを逆に握りしめてしまいます。
そこで恨みを排除しようとするのではなく受け入れながら感じきってみてください。
恨みも自分の一部なのだという気持ちで受け入れてあげてください。
次のコツは、自分を客観視して「私は今恨みを感じているな」と距離を置いて観察するように感じてみることです。
自分の感情を観察するようにやるのがいいと思います。
「これが恨みって感情か」といったように自分を観察するように距離を置いて感じることができればだいぶやりやすくなると思います。
このように感情を感じきることができれば恨みの感情は心から消えて復讐せずに恨みを晴らすことができるでしょう。
恨みを感じきった後
ここからは余談というかおまけのような話なので話半分に聞いてください。
潜在意識の活用法では感情を感じきると現実も変わるといわれています。
つまり恨んでいた人間に何か変化が起きる可能性があるということです。
私の場合ですが私は親を恨んでいました。
しかし感じきって恨みを晴らした後は態度がかなり変わり私に対して否定的あったのに肯定的に変わりました。
これはあくまで感じきったおまけのようなものなのであまり重要視しないででもくじけそうなときにはモチベーション上げに使ってもいいと思います。
恨んでいる他人を許す方法
次に恨んでいる相手を許す方法を紹介していきます。
「恨んでいるのだから許したいなどと思っていない!!」そう思う方がほとんどだと思いますのでいろいろ説明していこうと思います。
これは倫理的・道徳的に恨みはよくないので許そうという話でもなく、他人を許せば魂が成長するなどという話でもなく、あくまで恨んでいる相手を許せば自分が楽になるという観点から言っています。
他人を恨んでいるという精神状態はとてもネガティブになっているといえます。
そんな状態でいれば精神的にも支障が出てくることがあると思います。
そこで相手を許すことでこの苦しみから抜け出そうという方向性が考えられます。
恨んでる相手の許し方
ただ恨んでいる相手を許そうと思ってもうまくいくはずがないのでやり方を説明していきます。
なぜ相手を恨んでいるのかという心理的プロセスを解体していくことでまず恨みの仕組みを説明します。
恨んでいる許せない相手とは「○○すべきではないのにしている」「××すべきなのにしていない」といったあなたの持っているルールを破っていることが多いと思います。
そしてこの心理をさらにひも解くと、「本当は私だってやりたいのに我慢している。それなのにあの人はルールを破っている。」という心理があることが多いです。
つまり本当はあなたは恨んでいる相手と同じことをしたいのではないでしょうか?
もしくは顔には出さなくても同じことを心の中でしているのではないでしょうか?
許せないのは相手ではなく自分だった
ここまでくれば自分の本音がわかってきたのではないでしょうか。
本当は恨んでいる相手のように自分も振る舞いたいけどそれは許されない
もしこのような心理があなたにあるのならば、相手を許すことではなくまずはそんな自分を許すことからしていきましょう。
恨んでいる相手と自分が似た者同士だと認めることは心理的抵抗があるかとは思います。
ですがここを認めないと自分を許すこともできません。
あの人を恨んでいたのは同族嫌悪だったのだな、と納得できればだいぶ歩みも進んできています。
恨んでいる相手と同じ考えを持ってしまっている自分を許すということをしていきましょう。
そんな自分嫌だ、そんな自分は最低だ、などといった思いが出てくるかもしれませんがそんな自分も許していきます。
そして自分を許すことで結果的に恨んでいる相手も許すことができるようになっていきます。
本音を尊重し表現する
このように恨んでいる相手は実は自分と同じだったのです。
もしそのことに納得できないのなら素直に自分の本音と向き合う必要があります。
具体的にどうやればいいのかを説明します。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになるとありのままの自分の本音を知ることができます。
本当は自分も恨んでいる相手と同じなのだと素直になることができます。
そうすると自他共に許すことができて恨みを晴らすことができます。
復讐せずに恨みを晴らす方法についてさいごに
復讐をせず恨みを晴らす方法を紹介してきました。
おまけの現実が変わるということがなかったとしても、心の中から恨みの感情が消えるだけで生きやすくなります。
さらに論理的に恨みのプロセスを解説していき、許す方法も説明してきました。
感覚的な人は感じきるだけのほうがやりやすいかもしれませんし、論理的な人は仕組みを理解して許す方が楽かもしれません。
気になった方法をぜひ試してみてください。
コメント
恨みきったら相手の態度が変わるかもしれないと。
不思議な現象。