こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
自分が毒親で悩んでいるという人も結構いるようです。
そのような人へ自分が毒親でやめたい場合の改善策を解説していきます。
毒親とは?
そもそも論ですが毒親とは何か改めて考察します。
毒親とは毒になる親という意味で簡単に言えば子供にとって不都合な親であるといえます。
大体のパターンとして支配的であったり、過干渉であったり、逆に無関心であることが多いです。
私なりの考察をすると毒親とは自分の価値観に強い執着を持っている人間がなりやすいと思われます。
強いこだわりを持っているとそれを他人にも強要してしまい子供の意思を尊重できない毒親になっていきます。
そういう意味では発達障害の人は毒親になりやすいのではないかと考えられます。
毒親と発達障害のアスペルガーASDは関係がある?
発達障害のアスペルガーASDの特徴としてこだわりが強いという特徴があります。
また他人の感情への共感力が低い人も多くその点が毒親になりやすいと考えられます。
毒親とは先祖代々受け継がれてきた価値観を子供の意思に反して押し付けるという状態です。
そして発達障害は遺伝性が高くよりその価値観へのこだわりが強いので毒親になりやすいと考えられます。
発達障害の遺伝性の高さと世代間に持ち越されてきた価値観の強さが相まって、発達障害だと毒親になりやすいのではないかと思われます。
毒親とアダルトチルドレン
アダルトチルドレンとは元々はアルコール依存症の親を持った子供という意味で、現在ではもっと意味が広がり問題のある親の元で育てられた人というものになっています。
毒親とアダルトチルドレンは対になるような概念だと私は思います。
毒親に育てられたアダルトチルドレンが次に毒親になり子供をアダルトチルドレンにしてしまうという負の連鎖が代々続いていると思われます。
自分が毒親と気づいたら
親が毒親で困っている場合と自分が毒親でやめたい場合では対処法が全く違いそうだと感じる人もいるかもしれませんが実は同じです。
なぜかというと自分が毒親でやめたい人もまた親が毒親であったことが原因であるからです。
結局どちらも自分の親が毒親であるという悩みを共通して抱えています。
なので結局は自分の毒親と向き合うという同じ対処法になります。
よくある毒親へのメンタル的対処法
メンタル的な対処法・付き合い方として一番多く見受けられるのはスピリチュアルな分野で語られる「親を許そう」というものだと思います。
これはもしできるのなら効果は大きいと思いますが、普通の人には難易度が高すぎると思います。
もっとも恨み憎んでいる人を許すというのは口では言うのは簡単ですが実行は困難です。
理性で許そうとしても感情が拒否して無理でしょう。
また逆に嫌なことは嫌だとはっきり言うということやそれでもダメなら距離を取り最終的には絶縁するということをよく聞きます。
これらは確かに正しい対処法だと言えますがメンタル的にすぐに実行するのは難しいのではないでしょうか?
私的毒親へのメンタル対処法
そこで私の毒親へのメンタル対処法を紹介します。
感情を感じきる
まずは親へ抱いている感情を感じきるというものです。
たいていの場合恨みや憎しみ許せないといった感情と同時に愛してほしい受け入れてほしい認めてほしいという愛憎混じった感情を持っているのではないかと思います。
このどちらの感情も感じきるようにします。
感じきる際のコツは思考で考えるというよりは感情に飛び込み、体に湧いてくる不快感に集中するようにします。
ネガティブな思考とネガティブな感情とそれによる体の不快感はセットで現れるのでネガティブな思考とともに湧く体の不快感に集中してください。
私の場合は胸やみぞおちに不快感を感じたのでそこに集中をしました。
そうしているうちに不快感のエネルギーが減少していくと思います。
もちろん一朝一夕ですぐになくなるとは言いませんし根気は必要です。
ですが現実的行動をしなくても心の中にある負の感情が減るのならやってみる価値があるのではないかと思います。
親に言ってもらいたかったことを自分に言う
毒親に育てられた人は否定的な言葉を浴びせられてきた人が多いと思います。
そこで親にこう言ってほしかったという言葉を自分で自分に言ってあげるということをします。
たいていの場合は「えらいね」「すごいね」といった称賛の言葉であったり「好きだよ」「愛してるよ」「大切だよ」といった受容の言葉が多いのではないかと思います。
何を言われたかったかは人により違うので自身の心と向き合ってみてください。
毒親に育てられた人は自己肯定感がとても低い傾向があると思うのでそれを自分で補う必要があります。
また自分で自分を満たせるようになると親に対して何かを求めたいという欲求がなくなり心が楽になります。
自分ルールを捨てることで自分や毒親を許す
毒親に育てられた人は強いこだわりの自分ルールを持っています。
○○べきだ、××べきではないといったルールを自分にも他人にも課してしまいます。
そしてルールを破った人は許せないと怒り自分のルールを押し付けます。
ですがここで自分の心と真摯に向き合うと自分だって本当はしたいのに我慢していることをやっている他人が許せないという感情があることに気づけるのではないかと思います。
つまり本当は自分もルールを破ってやりたいのだと認めてしまえばいいのです。
それができないからルールを破った他人を叩き、破ってしまいそうな自分を責めることになるのです。
毒親に育てられた人はこのルールが多い傾向があるでしょう。
他人への憤りや許せないという感情は本当は自分自身が許せないという感情なのだと理解し、自分自身を許すことができれば結果的に他人を許すこともできるようになります。
こうすることでべき思考から解放されて心が楽になっていきますし、他人を批判したりコントロールしようという気持ちも減っていきます。
自分が毒親の人は親から学んだルールをそのまま自分の子供に押し付けているパターンが非常に多いです。
このルールを取り下げて捨てることがとても重要です。
自分の本音を大切にする
ありのままの自分つまり自分の本音を大切にすることも毒親対処法として有効です。
親が毒親で困ってる場合自分の本音を大切にすれば嫌なことは嫌だと主張できるようになります。
自分が毒親でやめたい場合自分の親が毒親であったことが多いと思います。
毒親になってしまった人はありのままの自分を認めてもらえなかったという経験がありその結果偏った価値観にこだわるようになりました。
そこでありのままの自分つまり本音を認め受け入れることで親から得られなかった承認を満たすことが出来ます。
ありのままの自分を認められなかったのでなにかの基準を満たすことで認められた経験からその価値観にこだわるようになりました。
その価値観を捨てるためにはありのままの自分つまり本音を尊重することが重要です。
本音を大切にする具体的方法を説明します。
まずは無意識的に本当はこう思っているのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめるようにします。
次にその本音を認め受け入れることをします。
さらに本音を十分に肯定してあげます。
そして十分に本音を尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
本音に従って生きるということは今よりも自己中になるのではないかと思う人もいるかもしれません。
ですが毒親に困ってる人も自分が毒親で困っている人も本当の本音を無視していてそれが悩みの原因となっています。
本音を押し殺し他人の意見に迎合するとストレスが溜まります。
そのストレスから他人に厳しく当たってしまうのです。
本音に従うことで逆に他人に優しくなれます。
また本当に優しくしないといけない自分自身を大切にすることが出来ます。
そして自分のことが大切なら嫌なことは嫌だと主張することで毒親への対処ができるようになります。
自分が毒親だと気づいたらどうしたらいいのか:さいごに
自分が毒親でやめたい人へ改善法を書いてきました。
自分が毒親でやめたい場合も自分の親と向き合う必要があります。
毒親の親も毒親であることはほぼ確実です。
親から歪んだ価値観を学び取りそれを自分の子供にそのまま思考停止して押し付けています。
この負の連鎖をやめる時が来ています。
実践する順番ですがまずは心の中のネガティブを感じきって解放して、そのあとに言ってほしかったポジティブな言葉を言うというのがおすすめです。
いきなりポジティブな言葉を心の中に入れようと思ってもネガティブが占領していると入っていかないからです。
そして余裕ができてきたら自分ルールの取り下げをして自分や毒親を許すということをしていくのが効率がいいと思います。
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