こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
自己否定感の感情は強くなかなか止まらないからやめたいと悩んでいる人は多くいると思います。
そこでなかなか止まらない自己否定を改善する方法を紹介していきたいと思います。
私も自己否定感の感情が強く止まらないと悩んでいましたが今回紹介する方法で格段に改善されてきました。
自己否定感に苦しんでいた時はしんどかったですが、このメソッドをすることで今ではほどんど自己否定の感情や思考は浮かぶことがなくなり心が楽になりました。
自己否定感の原因
まず自己否定感となんなのかを解説します。
自己否定感とはありのままの自分と理想の自分を比べることで生じる劣等感です。
こうあるべきなのになれない自分、こうすべきなのにできない自分、といった理想の自分との比較で生まれる感情が自己否定感だといえます。
自己否定感が強い人は理想が極端に高いということができるでしょう。
そして理想と比べて自分はダメだと強い自己否定をしてしまいます。
自己否定が強い原因は主に親からありのままの自分を認められなかったからです。
ありのままの自分とは本音の自分ということです。
つまり自分の本音を認められなかったことが自己否定の原因です。
自己否定をやめたい人へ改善法を紹介
それでは強い自己否定感を改善する方法を紹介していきます。
感情を感じ切る
まずは感情を感じ切るという方法を紹介します。
自己否定の感情が浮かんだ時に体にも不快感が生じると思います。
胸が苦しくなったりみぞおちが重くなったりと感覚は人それぞれですが何か肉体的な不快感を感じると思います。
その不快感を感じるようにしてみます。
普通は不快なので感じないようにしてしまうと思いますが、あえてその不快感を感じ尽くします。
感情は感じ切ると消えていくという性質があるので、自己否定の感情を感じ切ることで解放します。
こうすることで止まらない強い自己否定を解消していくことができます。
以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
自己肯定をする
自己肯定を潜在意識業界では自愛と表現されることがよくあります。
自愛という言葉にはいくつか意味があるのですが、ここでは自分が他人に言ってもらいたい言葉を自分に言ってあげるというものとありのままの自分の本音を受け入れ愛するというものを使います。
自己肯定(自愛)の具体的なやり方
それでは自己肯定(自愛)の具体的なやり方を2つに分けて紹介していきます。
他人に言ってもらいたい言葉を自分に言う
他人に言ってもらいたい言葉を自分に言う具体的なやり方としていくつかのアプローチがあります。
まずは褒められたい認められたいといった承認欲求を満たすものです。
他人から言われたらうれしいと思う言葉を自分に対して言う(心の中で思う)という感じでやります。
これは人それぞれ何と言われたいかというのは違うので自分自身の心と向き合っていく作業が必要になります。
私の経験やほかの人の言動から心を観察していると大体3つほどの承認欲求がメインになるのではないかと考察できます。
- 親からもらいたかった承認
- 異性からもらいたい承認
- 社会的にもらいたい承認
ただどれも基本は親からの承認が元になってできていると思われるのでまずはそこから自分の心と向き合うのがいいのではないかと私の経験上も思います。
「すごい」「えらい」といった称賛の欲求、「好きだよ」「愛しているよ」という愛情的な欲求が多くの欲求の根本にあるのではないかと思います。
また別の角度から言われたい言葉というものを考えていくと「ごめんなさい」「許してください」といった謝罪に関する思いが出てくることも多いと思われます。
これは他人に対しての怒りや不満の思いを人は抑圧していることが多いからです。
そのような人は他人に対して謝ってほしいという思いを持っています。
そこで自分に対して謝ってあげるということをしていきます。
ここまで来て根本的な疑問が出てくるかもしれません。
なぜ他人からもらいたい言葉を自分で言わないといけないのかということです。
しかし他人から承認を得ようという心自体が他人に振り回される苦しみの元であることは理解できるのではないかと思います。
他人からかけてもらいたい言葉を引き出すために心理的な戦略に手を出し疲弊してしまったり、他人からどのような評価を下されるかにびくびくしたりといったことが考えられます。
なので自分で自分を満たすことで他人に振り回されたり人の目を気にすることが減っていきます。
結果として心の中にある飢餓感・自己否定感が減り心が楽になり生きやすくなるといえます。
ありのままの自分の本音を受け入れ愛する
自己否定が止まらないという人はありのままの自分つまり本音の自分を受け入れていない状態になっています。
当たり前の話かもしれませんが重要なことなので説明していきます。
自己否定というのはありのままの自分ではいけないと思っているから否定をしてしまうわけです。
それでは逆にありのままの自分でいいと思うことで自己否定は改善していきます。
具体的には「~ではダメだ」という自己否定の感情が出てきたら「~じゃなくてもいいんだよ」と自分を受け入れて自己肯定をしてあげることです。
「本当はこうあるべきなのにそれができない」という思いが自己否定感の根本であるといえるので、それを解除してありのままの自分を認めることが重要です。
ある意味これも先ほどの他人に言われたい言葉を自分に言うというのと同じといえるかもしれません。
自愛についてはこちらの記事でも解説しているので参考にしてください。
またありのままの自分とは本音の自分です。
つまり本音を知らないと自己肯定することもできません。
自己否定が強い人は本音を押し殺してきたので何が本音なのかもわからなくなってしまった人も多いと思います。
そこで本音と向き合う作業が必要になります。
具体的にどうすればいいのか説明します。
まずは無意識的に本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめるようにします。
次にその本音を認め受け入れることをします。
それができるようになったら本音を肯定して十分に尊重できるようになったら終了です。
自己否定の改善法について最後に
自己肯定というと一般的にはポジティブシンキングで自分はできるできるんだと言い聞かせるものが多いですがそれは自分の本音と違うので余計に苦しくなることがあります。
そこで自分の本音の声を探り出し満たしてあげる方法が効果的です。
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