こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
見捨てられ不安を感じていて悩んでいるという人もいると思います。
そのような人へ本記事では本音心理学の観点からその心理と原因そして改善法を紹介していきます。
見捨てられ不安の心理
見捨てられ不安は文字通り見捨てられないかどうかを過剰に恐れています。
見捨てられ不安が強い人は常に行動原理が見捨てられないかどうかという基準になってしまいます。
他人に見捨てられないように必死になる人もいれば逆にこの人は本当に自分を愛してくれるのかどうかをあえて試す人もいます。
どちらにせよ心の中は見捨てられないかどうかという不安や恐怖が渦巻いていて心は安らぎません。
見捨てられ不安の原因
対人関係の基盤は親子関係にあります。
対人関係に問題がある場合親子関係にも問題がある可能性が高いです。
他人に対して見捨てられ不安を感じる人はやはりその原因は親子関係で見捨てられ不安を感じていたということがほとんどでしょう。
子どもにとっては親というのはあまりに大きな存在です。
親に見捨てられたら生きていくことができません。
親があまり愛情をもって接してくれなかったという人や愛情を示してくれたかと思うと突き放すような言動をされた環境で育ったという人が多いでしょう。
親からありのままの自分を愛してもらえなかったという経験が見捨てられ不安の原因だといえます。
見捨てられ不安の克服法
では見捨てられ不安の克服法を3つ紹介していきたいと思います。
感情を感じきる
1つめは感情を感じきるです。
感情には感じきると解放されるという性質があります。
そこでこの見捨てられ不安に対して感じきることをしていきます。
見捨てられ不安を感じた時に体にも不快感が湧くと思います。
胸がドキドキするとかみぞおちが重いとか何かしら身体反応として起きてくると思います。
その体の不快感を感じきるようにします。
そうすると感情は解放されて同じ感情が湧いてこなくなっていきます。
これで見捨てられ不安も解放することができます。
他人から言われたい言葉を自分に言う
次は他人から言われたい言葉を自分に言うです。
これはどういうことかというと私たちは他人の言葉で安心を得ようとしますが、それをするとずっと他人の言動に振り回されます。
そこで他人ではなく自分で自分を満たそうという考えです。
他人から言われたいこと見捨てられ不安の強い人であれば親から言われたかったことを自分に言ってあげます(心の中でも可)。
見捨てられ不安の強い人であれば「愛してるよ」「好きだよ」「ずっと一緒だよ」「あなたの味方だよ」などという言葉が多いかと思います。
どういう言葉を言われたいのかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
本音を大切にする
次の克服法は本音を大切にするです。
見捨てられ不安を持つ原因は親からありのままの自分を愛してもらえなかったことでした。
そこで親の代わりに自分で自分を愛してあげようというのが克服法として挙げられます。
ありのままの自分とは本音のことです。
ありのままの自分を愛するとは本音を愛するということです。
愛するというと抽象的で分かりにくいのですべてを受け入れると言い換えます。
つまり自分を愛するとは本音をすべて受け入れるということです。
本音を尊重し表現する
では具体的にどうやればいいのかを説明します。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定するのをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重することができることができるようになったら少しずつ表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになるとありのままの自分を受け入れることができます。
ありのままの自分に自信がつきこのままでいいんだと思えるようになります。
他人に認められなくても自分を認められるようになります。
そして自然と見捨てられ不安もなくなっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出すことへの抵抗
このような話を聞くと本音を出すことは怖いと思うかもしれません。
見捨てられ不安の強い人は本音を押し殺して他人に合わせてきたという人が多いです。
今更本音を出したら否定されたり見放されるのではないかと恐れています。
確かにあなたが恐れているように本音を出せばあなたの人間関係は変わるでしょう。
ですがそれはいい意味で変わります。
今まで我慢をして無理に維持してきた関係は終わり、新しいありのままの自分でいられる関係が始まります。
あなたのもとを去っていく人もいるかもしれません。
ですがその人はあなたが我慢をしていないと相手をしてくれないような人だったということです。
その関係は無理して維持する必要はあるでしょうか。
本当にあなたのためになる関係でしょうか。
去っていく人もいれば新たに出会う人もいるでしょう。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれます。
その人を大切にすればいいのではないでしょうか。
この関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
見捨てられ不安を克服したい人へ最後に
見捨てられ不安を克服したい人へ3つの方法を紹介しました。
どれも効果的なのでしっくり来たものをやってみるのがいいと思います。
ただ長年の習慣を変えることになるので地道にコツコツと実践してみてほしいです。
コメント