こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
「死にたい」という感情はネガティブな感情の中でも1番強いといっても過言ではないものです。
「死にたい」と思ってもどうしたらいいのかわからないという人は多いのではないかと思います。
「死にたい」という思いを持つのはとても苦しいことです。
自己の存在を最大限に否定する感情が渦巻きとても苦しい。
そこで本記事では「死にたい」という思いへの具体的な対処法を紹介していきます。
「死にたい」という感情を理解する
対処法の前に「死にたい」という感情についての理解を深めてからにしようと思います。
普通「死にたい」と思う場合は、何か出来事があってそれに対する反応として「死にたい」と思います。
これはある意味正常な「死にたい」という感情です。
それに対して病的な「死にたい」いわゆる希死念慮は特に理由もなく「死にたい」と思います。
この理由もなく思ってしまうというのがポイントだと思います。
漠然とした生への嫌悪感のような希死念慮というのがメインになると思います。
「死にたい」と思う理由を潜在意識的に解説
「死にたい」と思ってしまうのは心の中の潜在意識(心の深層部)にネガティブな記憶や感情がたまっているからだと私は考えています。
心の中にネガティブなものがたくさんあるので「死にたい」という気持ちになってしまうのです。
「死にたい」と思っている人は心の中にネガティブな感情が蓄積しているのを感じると思います。
「死にたい」とき潜在意識的にどう対処すればいいか
「死にたい」とき潜在意識的にどう対処すればいいのかを解説します。
「死にたい」思いを感じきる
「死にたい」と思った時その感情を思いっきり感じてみるようにします。
「死にたい」「死にたい」「死にたい」と思いながら体に湧き起こってくる身体反応の不快感を感じ切ります。
「死にたい」という思いとともに湧き上がる体の不快感を感じ尽くします。
頭の思考より体の不快感に集中するようにします。
そうしているうちに少しずつ不快感が解放されていきます。
これは潜在意識に蓄積されたネガティブを解放する行為なのです。
時間や期間はかかるかもしれませんが死にたいという思いは確実に減っていきます。
「死にたい」という思いが沸き起こるたびににやってみてください。
余裕が出てきたら敢えて「死にたい」という感情を湧き上がらせてそれを感じ切ってみてください。
自己否定感を感じきる
死にたいという思いは潜在意識にあるセルフイメージがとても低い状態にあって強い自己否定をしている状態だといえます。
ここで普通の潜在意識の活用法ではポジティブなイメージや自己肯定をしましょうとなりますが、私の経験からネガティブが強く死にたいとまで思う人がこれをやると逆にしんどいとなることが多いと思います。
そこでポジティブを追加するのではなくネガティブを消去していくというアプローチが有効だと思います。
具体的には自己を否定する感情を感じきっていきます。
「自分が嫌いだ」「自分には価値がない」「自分なんか死んだほうがマシだ」といった心の中にある自己を否定する感情を感じきっていきます。
先ほども書いたように感じきるときは体に不快感が生じると思うのでそちらに集中して感じきっていきます。
体から不快感がなくなるまで何度も何度もやっていきます。
一度で終わることもあれば何度もやらないといけないこともあると思います。
根深い自己否定感であればあるほど時間がかかる作業になると思います。
私の体験
私は元気すぎる状態とうつ状態を繰り返す双極性障害なのですがこの感じ切る作業をして死にたいと思う頻度は格段に減りました。
死にたいという思いに囚われていると世界が暗く陰鬱なものに感じます。
何もかもが嫌になり解放されたいという強い死への思いが湧きおこります。
この苦しみから逃れるには死ぬしかないと感じます。
これらの呪縛から解放されただけでだいぶ生きやすくなったと思います。
「死にたい」と苦しんでいる人にやってほしい
ここまで感情の感じ切り方や私自身の経験を書いてきました。
「死にたい」という感情は本当につらいものです。
私もこの方法で格段に改善をしたので是非やってみてほしいと思います。
感情の感じきり方がよくわからないという人はこちらの記事も参考になると思うのでよろしくお願いします。
自分の本音を知り従って生きる
他に効果的なのは自分の本音を知るということです。
死にたい人はなぜ死にたいのかと言うと自己否定をしているからです。
死にたいと思ってしまう人はこうあるべきだというルールや常識に囚われて本音を押し殺して生きています。
そこで自分と向き合い本音を知りそれに従い生きることで改善していきます。
生きづらさとは本音と建前のギャップのことだと私は考えています。
本当はこう思っているのにできないという経験が増えるほど生きづらくなり悩みを増えます。
そこで本音を大切にすることが必要になります。
具体的どうすればいいのか説明します。
まずは無意識的に本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめるようにします。
次にその本音を認め受け入れることをします。
さらに本音を十分に肯定してあげます。
そして十分に本音を尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きることができるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになるとありのままの自分を認められるようになり「死にたい」という思いは改善されていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
「死にたい」人へ最後に
死にたい楽になりたい心理と改善法を書いてきました。
死にたいという感情を感じきることで心からネガティブな苦しみが減っていきます。
そして本音を知ることで自己否定をやめることができるようになります。
自己否定をやめれば死にたいと思うことはなくなっていきます。
死にたいと悩んでいる人はぜひこれらを実践してみてほしいです。
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