こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
スルースキルがないととても生きづらくなるので悩んでいる人もいます。
スルースキルが高いと生きやすくスルースキルがないと生きにくくなります。
そこでスルースキルの身につけ方をスルースキルの高い人スルースキルのない人の特徴から考えます。
スルースキルの高い人の特徴
スルースキルの高い人の特徴は他人の言うことをいい意味で真剣に聞いていません。
なぜなら自分に自信があり自分軸で物事を判断するので他人の言動が気になりません。
他人の意見は他人のもの、自分の意見は自分のものと境界線がハッキリしています。
それはなぜかというと自分の本音に従っているからです。
自分の本音を大切にしているので他人に振り回されることがありません。
他人の評価ではなく自分の評価で生きているので他人の意見をスルーできます。
スルースキルが高い原因
ではなぜスルースキルが高い人は自分軸で本音に従って生きられるのでしょうか。
それは多くの場合親からありのままの自分を認めてもらえたという経験があります。
親からありのままの自分を受け入れてもらえたので本音を表現することに抵抗がありません。
本音に自信をもって自己表現することができます。
自分に自信があるので他人の言うことをいちいち気にしないのでスルースキルが高いです。
スルースキルがない人の特徴
スルースキルがない人は自分に自信がなく他人の言動で一喜一憂してしまいます。
他人軸で生きているので他人に振り回されて心は休まりません。
なぜかと言うと自分の本音を押し殺しているので、他人が正しいと思い他人の評価を得ることで自分の価値を決めているからです。
自他の境界線が曖昧で常に他人に影響を受けます。
他人からの評価が自分の評価に直結しているので他人から否定的なことを言われると自分の価値が下がったと感じてスルーすることができません。
そして時には自分の価値を守るために争いへと発展します。
この営みは終わることがありません。
自分の価値を本当の意味で上げない限り他人の批判にいちいち反論することが続きます。
スルースキルがない原因
スルースキルがない人の原因は親からありのままの自分を認めてもらえなかったという経験が考えられます。
人格形成の基盤は親子関係にあります。
親からありのままの自分を認めてもらえなかったのでこんな自分ではダメだと感じています。
自分には価値がないと思っているので自分の価値を上げるために他人から評価されようと考えます。
他人からの評価が自分の価値に直結しているので他人から否定的なことを言われたら自分の価値が下がると思ってスルーすることができません。
スルースキルを身につける4つの習慣
スルースキルを身につけるには自分の本音を大切にすることです。
自分の本音を大切にしていれば他人の言動は気にならなくなります。
そして本音を大切にしてるので自然と自信を持てるようになります。
自分に自信を持てれば自分には価値があると思えるようになります。
本音を大切にしているので自己肯定感が高くなります。
ありのままの自分でいいのだと思えて安心して生きられます。
本音を尊重し表現する
では具体的にどうすればスルースキルを身につけられるのか説明をします。
まずは無意識的に本当はこう思っているのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を否定していることに気づくようにします。
それができるようになったら本音と向き合うことをします。
本音を認め受け入れそして本音を十分に肯定してあげます。
次に本音を表現するようにします。
いきなり本音全開でというのは難しいと思うので少しずつ本音を出していきます。
慣れてきたらどんどん本音を出すようにしてみます。
最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると自分に自信が持てるようになりスルースキルも高くなります。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音に従って表現することは怖い
このように言うと自己中になりそうで怖いという人もいるかもしれません。
周りの人から否定されたりしまいには見捨てられるのではないかという恐怖もあるかもしれません。
ですが本音を押し殺してまで維持しないといけない人間関係の方が問題ではないでしょうか。
その人はあなたの本音を我慢しないと言うことを聞いてくれない人間だと言えます。
そのような人間関係は本当に必要でしょうか。
あなたのためになる人間関係でしょうか。
本音を表現したら去って行く人もいるかもしれませんが、新たに出会う人もいるでしょう。
その新たに出会う人を大切にすればいいのではないでしょうか。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれる人です。
安心して素の自分を表現できる関係になるでしょう。
もしそれでも自己中になるのが怖いというのなら次のことだけに注意をすれば大丈夫です。
自己中とは「私が好きにするからあなたは我慢してね」という他人を尊重しない考えです。
ありのままとは「私も好きにするからあなたも好きにしてね」という自他ともに尊重する考えです。
この点だけに注意していればあなたが自己中になることはないでしょう。
自己肯定感を上げて自信を持つ
本音を表現できればスルースキルは上がるかもしれないけど勇気が出ないという人も多いでしょう。
そこで自己肯定感を上げて自信を持つ方法を紹介します。
スルースキルがない人は親からありのままの自分を認めてもらえなかったので認めてもらうという経験が不足しています。
そこで親から認めてもらえなかった代わりに自分で自分を認めることをします。
それは他人から言われたいことを自分で自分に言うことです。
これをすれば他人から認められなくても自分で自分を認めることができて自信がつきスルースキルが上がります。
どんなことを言われたいかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
こんなことを言われたらうれしいという言葉を見つけたら自分にいってあげてください。
繰り返していると心が満たされてきて自信を持つ事ができるようになります。
そして本音を表現することも簡単になるでしょう。
スルー出来ないことは図星をつかれたのだと気づく
スルーができないとき他人から言われた言葉に抵抗をしています。
例えばあなたは馬鹿だといわれてスルーができない人は自分は馬鹿じゃないと抵抗します。
ですがこの時心と正直に向き合ってみると本当は自分で自分は馬鹿だと思っていることを指摘されたので図星をつかれそれに抵抗しているという心理があります。
もし本当に自分は頭がいいと自信を持っている人ならあなたは馬鹿だといわれても気にせずスルーするでしょう。
スルー出来ずに抵抗するということは指摘されたことに自覚があるということです。
そこで自分の本音と向き合います。
私は本当は自分のことを馬鹿だと思っていたのかと認めます。
そしてそんな馬鹿な自分を否定していたのだと気づきます。
さらに馬鹿な自分でもいいじゃないかと自分を受け入れてあげます。
こうすることで自分の欠点も自己受容することができてスルースキルが身につきます。
怒りを感じきる
最後に紹介するのは怒りを感じきるというものです。
スルーができないとき人は怒りを感じています。
感情には向き合って感じきると解放されるという性質があります。
そこでスルー出来ないときの怒りを感じきって解放します。
怒りを感じる時に体にも何かしら反応があると思います。
頭に来るとか腹が立つとか何かしら身体的な不快感とともに来ると思います。
その不快感に注目して感じきります。
繰り返すことで体の不快感がなくなっていきそれに伴い怒りの感情が湧くこともなくなっていきます。
スルースキルの身につけ方についてさいごに
スルースキルを身につけるには本音を大切にして本音に従ってありのままの自分で生きるということを書いてきました。
ずっと否定をしてきた自分の本音を尊重し表現するというのは大変かもしれませんがぜひやってみてほしいと思います。
それでもなかなかスルースキルが身につかないというときは感情を感じきることで解放するというのも一つの手なので紹介しました。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツとやってみてください。
継続の先にはありのままの自分で生きられる人生が待っています。
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