こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
もともとはメンタルヘルス全般を指す言葉であったメンヘラですが現在は自己肯定感が低く依存的な人のことを指すようになっています。
自分も他人も不幸にしてしまいメンヘラを治したいと感じている人も多いと思います。
そこでメンヘラの特徴と原因を解説しなぜ問題行動を取ってしまうのかを分析し、最後に自分でメンヘラを治す方法の紹介をしていきます。
メンヘラの特徴
- 自己肯定感が低い
- ネガティブ思考
- 人やモノや薬など何かに依存している
- 他人の言動に一喜一憂しやすい
- 他人を振り回したり試すような言動が多い
このようなものが主な特徴といえます。
メンヘラになる原因
メンヘラになる原因の多くは親に愛してもらえなかったということがあげられると思います。
満足できるほど愛してもらえなかったので心の中に愛情が不足していてそれを埋めようと他人や異性、モノや薬に依存してしまうのです。
心の中の飢餓感こそがメンヘラの原因だといえます。
心が満たされないので他人や異性に満たしてもらおうと依存し、本当に愛されているのか試すような言動をしてしまったり、他人の評価に一喜一憂して振り回されてしまうのです。
すべては自分の心が満たされていないことが原因です。
病院へ行かないメンヘラの治し方
では親に愛してもらえなかったことが原因ならもうメンヘラを治す方法はないのではないかと思うかもしれませんがきちんと紹介するのでご安心ください。
先ほど書いたようにメンヘラの原因が心の中の飢餓感ならばそれをどうにかすればメンヘラは改善するのではないかと考えられます。
そこでメンヘラを治す方法を3ステップで紹介していきます。
感情を感じきる
メンヘラの人は心の中にネガティブな感情が渦巻いていると思います。
この感情をずっと持ち続けるから苦しみが生まれるのです。
なのでこの感情を解放する方法を紹介します。
それは感情を感じきるというもので、心の中にある今まで目を背けてきた嫌な感情と向き合うことになります。
なので最初はしんどいかもしれませんが、ずっと苦しみを抱えたままでいるより、一時的に苦しみが増すけど解放されるほうが良いと私は思い実行しました。
メンヘラの人の心の中にある感情として予想されるのは「寂しい」「愛してほしい」「受け入れてほしい」などというものだと思います。
なのでその感情を思いっきり感じてみるようにします。
感情を感じきるときのコツとしては嫌な思考が湧いてくるとともに体にも嫌な不快感が湧いてくると思います。
その体に湧く不快感に集中し感じるようにします。
感情とは精神的なものと思いがちですが身体的なエネルギーを伴って現れてくるのでそちらに集中して感じきるようにします。
すぐに効果は出ないかもしれませんが、そうしているうちにどんどん体の不快感が減りそれとともに心が軽くなっていくことが実感できると思います。
ありのままの自分の本音を受け入れる
次に紹介するのは「ありのままの自分の本音を受け入れる」です。
メンヘラの人の多くは親の機嫌を取るためにありのままの自分ではない仮面の自分を演じてきたというパターンが多いと思います。
それは~~すべきというルールとして心の中に蓄積されていきます。
そしてそのルールを守れなかったときに自分を罰するので苦しくなります。
そこで「ありのままの自分の本音を受け入れる」ことをしていき自分を苦しめているルールから解放されていきます。
具体的には「○○すべきだったのに××してしまった」「○○と考えるべきだったのに××と考えてしまった」などという思考が湧いたときに「○○じゃなくてもいいんだよ××でもいいんだよ」と本音のほうを認めてあげるようにします。
「ありのままの自分を受け入れる」とはこういうことをして自分の本音を尊重していくことです。
これが難しいと感じたら次のようにしてください。
自己否定をしている自分に気づいたらまずそれをやめてみましょう。
自己否定をせずにありのままの自分の本音の方を聞いてあげるようにします。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
これは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
メンヘラの人は行動基準が親や他人軸になってしまっているのでこれで自分軸に戻していきます。
不要なルールに縛られることがなくなり心が楽になります。
また自分に課しているルールは他人にも課しているので、自分を許せば他人も許すことができるようになり他人に寛容になることができます。
そうすることで他人に振り回されたり一喜一憂することが減っていくと思います。
自分で自分を満たす
次は自分で自分を満たす方法を紹介します。
これはメンヘラの人に顕著の特徴ですが、他人やモノで自分の心を満たそうという傾向が非常に高いです。
欠けた心を他人やモノで埋めようとするからそれらに翻弄されるのです。
ではどうすればいいのかというと自分で自分の心を満たす必要があります。
具体的な方法としては、自分が他人に求めている言葉、こんなことを言ってほしいという言葉を自分で自分に言ってあげます。
どのような言葉を求めているのかは人それぞれ違うのであなたが自分の心と向き合って探すしかありません。
ですが大体のパターンとして挙げられるのは「すごい」「えらい」といった称賛の言葉や「好きだよ」「愛してるよ」といった受容の言葉であるかもしれません。
「○○はすごい!」「○○のこと好きだよ」のように言われたいフレーズを考えてやってみるといいと思います。
こんなの自己満足でむなしいと感じるかもしれませんが、こうすることで他人に何かを求めるという苦しさから解放されることができます。
また深くはここでは語りませんが潜在意識の法則として自分で自分にかけている言葉が他人から返ってくるというものがあり、自己満足で言っていた言葉が他人の口から出るようになるという現象も起きてきます。
むなしくてやる気にならないというあなたはそれをモチベーションにしてみるのもいいと思います。
この方法は親からもらえなかった愛情を自分で自分に与えるというものです。
例外はあると思いますがたいていの場合異性の親との間に問題があると異性間トラブルを持ちやすいといわれています。
女のメンヘラの場合
父親との心の問題がないかよく内省してみましょう。
何かわだかまりがあると感じたら最初の感情を感じきるをやってもいいと思います。
その上で父親からかけてほしかった言葉を自分にかけてあげるのが効果的だと思います。
男のメンヘラの場合
母親との心の問題がないかよく内省してみましょう。
何かわだかまりがあると感じたら最初の感情を感じきるをやってもいいと思います。
その上で母親からかけてほしかった言葉を自分にかけてあげるのが効果的だと思います。
メンヘラを治したい人へさいごに
メンヘラを治したい人へ治し方について書いてきましたが、どれからやったらいいのかと思う人もいるかもしれません。
3つの中でしっくりくるものがあればそれをやってみるのがいいと思います。
どれがいいのか迷うという場合は、感情を感じきるから始めることをおすすめします。
理由としては心の中にネガティブな感情が多くあるとほかの2つの方法は効率的ではないからです。
なのでまずは感情を感じきるでネガティブな感情を減らしてから取り組むというのがおすすめです。
ネガティブな感情を解放する→ネガティブなルールを捨てる→フラットになった心にポジティブな言葉を入れていく
この順番でやるのが最も効率がいいと思います。
もちろん自分に合ったやり方もあると思うので同時にやってみることや順番を変えてやってみても構いません。
自分の心が楽になると感じることが正解なのでそれを基準にやってみてください。
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