こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
感情の起伏が激しいから悩んでいる人も多いです。
対人関係でトラブルになったり、感情が激しいのに無理やり押えてストレスになったりと困ってる人は多いと感じます。
私は双極性障害という感情の起伏が激しい病気になりましたが今ではほとんど克服できました。
そんな私の経験から感情の起伏を落ち着ける方法を紹介します。
感情の起伏が激しい原因
感情の起伏が激しい原因は2つあると私は考えています。
- 心の中にネガティブな感情が蓄積している
- 本音と建前のギャップが大きい
この2つが考えられます。
どちらも自分を押し殺しているからだといえます。
ネガティブな感情が蓄積しているのは感情を押し殺しているからで、本音と建前のギャップが大きいのは自分の本心を押し殺しています。
心の中にネガティブな感情が蓄積している
心の中にネガティブな感情が蓄積しているのでそれが暴走して感情の起伏が激しくなります。
感情は抑えると解放されることなくどんどん溜まっていきます。
増えれば増えるほど感情は大きくなっていき起伏も激しくなります。
心の中でネガティブな感情を抱え込み突発的に爆発してしまい起伏が激しくなります。
感情の起伏が激しい人というと感情を表に出してしまう抑えられない人という印象がありますが実際は感情を押さえつけて押し殺そうとしている人が多いです。
そしてそのせいで余計に感情が心の中で増幅してしまいます。
本音と建前のギャップが大きい
本音と建前のギャップが大きいと本当はこう思っているのにできない、こうしたいのにできないといったストレスが溜まり感情が激しくなってしまいます。
本当の気持ちを抑えるとフラストレーションが溜まります。
自分を押さえつければ押さえつけるほど感情は大きくなり起伏も激しくなります。
本音を押し殺すとどんどんストレスが溜まります。
そのせいでさらに心の中にネガティブな感情が蓄積していきます。
感情の起伏が激しい克服法
それでは感情に起伏が激しいのを克服したい人へ2つの方法を紹介します。
感情を感じきる
感情は感じきることで解放することが出来ます。
なぜ感情が解放されないかと言うと押さえつけて抑圧しているからです。
人というのは抑えつければ反発するもので感情も同じです。
押さえつけるのではなく発散して解放をします。
発散すると言っても他人にぶつける訳ではなく一人で内面で感情を爆発させる感じです。
具体的にはどうやるかを説明します。
ネガティブな感情を感じた時に体にも不快感が湧いてくると思います。
胸がドキドキするとかみぞおちが重苦しくなるとか人によって感覚は違いますがネガティブな感情は体の不快感とともに生じます。
その不快感を感じ尽くすようにします。
不快感に集中してじっくりと感じきります。
不快感を感じきるとそれがなくなっていき同時に感情も解放されていきます。
そして心の中からネガティブな感情がなくなるので感情の起伏が落ち着いていきます。
双極性障害のような感情がハイになってしまうときもこの方法は使えます。
ハイな感情を感じきることで解放することができて起伏が落ち着いていきます。
ハイな状態ローな状態両方感じきることで振れ幅が小さくなっていきます。
本音を認め表現する
次に本音を認め表現することを紹介します。
感情の起伏が激しい人は本音に従っているように見えるかもしれません。
しかし実際は本音を押し殺しているからこそ感情の起伏が激しくなると私は考えています。
本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないというフラストレーションが溜まるほど感情は抑えられて起伏が激しくなると分析しています。
そこで本音を大切にすれば感情の起伏は治まると考えられます。
本音を尊重し表現する
具体的にどうすればいいのかを説明します。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないという本音を探り出します。
次にその本音を否定せずに認め受け入れることをします。
さらに本音を十分に肯定してあげます。
本音を尊重できるようになったら少しずつ表現することをしてみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的にありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると心の中での本音と建前の葛藤がなくなり心が穏やかになっていきます。
葛藤というストレスがなくなり平穏な心になります。
本音を我慢することがなくなるので表と裏がなくなります。
表では我慢して裏では爆発するということもなくなっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出すことへの抵抗
このように言うと本音で生きたら余計に感情的になるのではないかと心配になる人もいるかもしれません。
しかし先程書いたように本音を押し殺しているからこそストレスが溜まり感情の起伏が激しくなると言えます。
なので本音を尊重し表現することが重要になります。
実際今感情の起伏が激しいあなたは本音を抑えてストレスで余計に起伏が激しくなっていますよね。
それが何よりの証拠だと思います。
私の体験
私は双極性障害という感情が激しく上下する精神疾患で悩んでいました。
その私がこの2つの方法を実践したところ格段に感情の起伏が治まり生きやすくなりました。
ネガティブになってしまうときは悩んでいるので感じきることはやりやすかったです。
しかしポジティブな時は本人は悩みとは感じにくいので少し難しいことはありました。
ですがネガティブな感情を解放すれば振れ幅が小さくなりポジティブになりすぎることも減っていきます。
そして心が落ち着いてきたらポジティブな感情も感じきるようにしてみるとやりやすかったです。
また本音を尊重し表現することで心の中にあったフラストレーションが解放されていきクリアな心になれました。
いつも本音を我慢していて心の中ではストレスが溜まっていましたがそれもなくなりました。
通常の精神医学や心理学では効果のなかった私にも効果があったので強くお勧めしています。
感情の起伏が激しいから治したい人へ最後に
感情の起伏を治める方法を二つ解説してきました。
両方とも効果的な方法なのでぜひやってみてほしいと思います。
感情に振り回されて本当に悩んでいた私でも出来たのでおすすめです。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツと実践してみてほしいです。
継続の先には穏やかな心が待っています。
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