こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
自尊心が低くプライドが高いから自尊心を高めたいという人へ自尊心を高める方法をお伝えします。
まずは自尊心とプライドの違いについて解説し、次に自尊心が低い人と高い人の特徴を考察します。
さらに自尊心を高める方法を紹介します。
自尊心が低いのにプライドが高い?自尊心とプライドの違い
自尊心とプライドは似ているのでややこしいと思います。
自尊心とは文字通り自分を尊ぶ心です。
自分を尊敬するような気持ちで扱う心ということです。
それに対してプライドは何かができたり何かを持っている自分はすごいと思う気持ちです。
条件付きで自分を認めるという気持ちがプライドです。
無条件で自分を尊ぶ自尊心と条件付きで自分を認めるプライドは似て非なるものです。
どちらも自分には価値があるという感情ですがその根拠が大違いです。
ありのままの自分で価値があるという自尊心と何かができる自分には価値があるというプライドという差があります。
自尊心は他人との比較なしに自分だけで完結しています。
一方プライドは他人と比較して自分は優れていると考えます。
自尊心は下がることはありませんがプライドは他人と比較して劣っているときに下がってしまいます。
自尊心が低いプライドが高い人と自尊心が高い人を分析
自尊心の低いプライドの高い人の特徴とその原因、またその逆に自尊心の高い人の特徴とその原因を考えていきます。
自尊心が低いプライドが高い人の特徴
自尊心が低い人の特徴は自信がなく他人の評価が自己評価になってしまっています。
自分には価値がないと思っているので他人からの評価を得ることで自分には価値があると思いたいのです。
何かができる自分何かを持っている自分なら価値があると認められるので自分の持っているものに対するプライドが高いです。
自尊心が低いプライドが高い原因
このようになった原因は親からありのままの自分を認められなかったという経験です。
ありのままの自分を認められなかったので親に言われたことを聞くことで認められたという経験から他人の言うことを重視してしまいます。
他人の目を気にして他人の言動に一喜一憂しています。
これはいわゆる他人軸の人生を生きているといえます。
他人から評価を得ないと自分には価値がないと思い込んでいます。
親から条件付きの承認しか得られなかったのでこのような考え方になりました。
自尊心が高い人の特徴
自尊心の高い人の特徴は自分の評価は自分で決めるということです。
自分は自分、他人は他人という分別ができます。
他人と比べることがないので自分の価値が揺るぎません。
メンタル的にも他人に左右されず安定しています。
自尊心が高い原因
そうなれたのは親からありのままの自分を認められたので自分は自分だという自信があります。
自分の本音に従って生きているので葛藤がなく悩みも少ないです。
自分の意見が一番大事だと思っているので迷いがありません。
自分軸で生きているといえます。
ありのままの自分に自信があり価値があると思っているので何かができるからすごいというプライドはありません。
自尊心を高める方法
自尊心の高低の違いは親にありのままの自分を認められたかどうかでした。
それでは大人になってから自尊心を高めることは出来ないのかと言うとそうではありません。
大人になってからでも自分で自尊心を高める方法を解説します。
他人に言われたいことを自分で自分に言う
最初に紹介するのは他人に言われたいことを自分で自分に言うです。
自尊心が低い人は他人から承認を得ることで自分には価値があると確認しています。
ですがそれはいつまでも他人の言動に一喜一憂をくり返すことだといえます。
他人軸で生きているといえます。
そこで自分軸で生きるために自分の価値は自分で決めるということをしていく必要があります。
そのために他人に言われたいことを自分で自分に言うことをしていきます。
他人に言われたいことを自分で自分に言うと他人から得ようとしていた承認を自分で補うことができるようになります。
そうすると他人からどう思われるのか気にならなくなりプライドも小さくなっていきます。
どのような言葉を他人から言われたいのかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
そしてその言葉を自分に優しくいってあげてみてください。
続けていけば心が満たされていきます。
自尊心が低いプライドが高い人は特に親から認められなかったという経験が多いです。
なので親から言われたかった言葉を思い出してみるといいかもしれません。
そして親の代わりに自分で自分に言ってあげてみてください。
そうすることで子どもの頃の満たされなかった心が満たされていき自尊心を高めることができます。
本音を尊重し表現する
それでは自尊心を高める次の方法を説明します。
それは本音を尊重し表現するということです。
自尊心が低いプライドが高い人は子どもの頃本音を表現できなかったという経験があります。
本音を出したら親に否定されたり嫌われたり見放されると思っていたので押し殺しています。
そこで本音を尊重し表現することでありのままの自分を認めるようにします。
まずは本当はこう思っている、こうしたいという本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめます。
次にその本音を認め受け入れます。
そして本音を十分に肯定してあげます。
ここまでは内面での作業です。
ここまでで十分自分の本音を尊重できるようになったら次の段階へ行きます。
次は本音を少しずつ表現することをします。
慣れてきたらどんどん本音を出すようにして最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると自然と自尊心が高まります。
ありのままの自分でいいんだと思えるようになります。
今まではありのままの自分を否定してきたのでそれを補うために何かを持っている自分はすごいというプライドを持っていました。
本音を尊重し表現できるようになるとありのままの自分で生きていいと思えるようになり自信がつきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音で生きたら自己中になるのではないか
周りにの目を気にしてきた自尊心の低い人は本音に従って生きるのは自己中なのではないかと思うかもしれません。
本音に従って生きることで否定されたり見捨てられたりする不安があるかもしれません。
ですが本音を押し殺してまで維持しないといけない人間関係は本当に必要でしょうか。
その人はあなたの本音を押し殺さないと付き合ってくれないような人です。
本音に従って生きれば去っていく人もいるでしょうし、新たに出会う人もいるでしょう。
その新しく出会う人を大切にすればいいんです。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれるので安心して生きられるようになります。
あなたは今まで自分を偽りプライド高く生きてきたので今現在の人間関係は変わるか壊れるかするでしょう。
ありのままの自分を出したら失望したと言って去っていく人もいるかもしれません。
ですがそんな人はあなたにとって必要な人でしょうか。
その人は今までのあなたと同じように何かができるあなたが好きなだけだったということです。
また自尊心を持つ事と自己中は違います。
自己中な人は「私が好きにするからあなたは我慢してね」という考えです。
自尊心のある人は「私も好きにするからあなたも好きにしてね」という考えです。
この点だけを気を付ければ自己中になることはありません。
自尊心が低いのにプライドが高い人へ最後に
自尊心が低くプライドが高い人へ自尊心を高める方法について書いてきました。
この方法を実践すれば着実にプライドは減り自尊心は高まります。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツと実践してみてほしいです。
継続の先にはありのままの自分で生きられる人生が待っています。
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