こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
自己受容が大切だとわかっているけどできないという人は多いと思います。
そのような人のために本記事では自己受容をするための具体的な2つのトレーニングを紹介します。
自己受容とは
そもそも自己受容とは何かについて解説します。
自己受容とは長所と短所も全てを受け入れることを言います。
つまりありのままの自分を受け入れるということです。
どんな自分でも否定せずに受容することです。
多くの人は他人と比べてここが優れているから自分を認めるということをしています。
一方自己受容している人は他人と比べることなく自分を認めています。
自己受容している人は他人からの評価で自分の価値を決めません。
自分自身が決めた価値を自分に認めています。
自己受容できない人は他人と比べて自分を評価しているのでいつも比較する心理が働き心は休まりません。
自己受容している人は他人と比べることがないのでメンタルも安定しています。
自己受容ができない心理
自己受容とはありのままの自分を受け入れることでした。
ここでありのままの自分を受け入れることができないという問題にぶち当たる人が多いです。
私たちは何かが出来たら認められるという考え方にあまりにどっぷりと浸かっています。
親や学校の教育でも何かができるから評価されるという経験をしてきたので自己受容がどうやればいいのかわかりません。
何かができるから他人から認められる、そうしたらやっと自分を認めることができるという心理になってしまっています。
自己受容できない人は他人の評価が自分の価値に直結しています。
自己受容できない原因
人格形成の基盤は親子関係にあります。
自己受容できない原因は多くの場合親にあります。
親にありのままの自分を認められなかった経験からどのように自己受容していいいのかわかりません。
ありのままの自分を認められた経験がないのでそもそもどうやればいいのかわからないのです。
何かができるから認められたとか親の言うことを聞いたから誉められたなどといった条件付きの承認しか知らないので無条件に自己を受容することに慣れていません。
自己受容するには親に与えられなかった無条件の承認を自分で与えることが必要です。
自己受容する2つのトレーニング
ありのままの自分とは自分の本音のことです。
つまり自己受容とは本音を受け入れることなのです。
漠然としていたありのままの自分を受け入れるということよりもだいぶ具体的になり理解しやすいと思います。
本音を尊重し表現する
では実際にどうやればいいのかを解説します。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定することやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で本音を十分に尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現することをします。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的にありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになるとありのままの自分に自信が出て自己受容できるようになります。
今まで否定をしてきた自分の本音を大切にすることで自分の短所も含めて受け入れていきます。
短所も含めてありのままの自分を受け入れ表現できるようになっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのは大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて本音を表現するのは一朝一夕でできることではありません。
なので地道にやっていくことが必要です。
本音を出すことへの抵抗
こう言われると本音を表現するのは怖いという人もいるかもしれません。
自己受容したい人とは今は自己否定をしている人です。
その否定している自己を表現すれば他人からも否定されたり見放されたりするのではないかという恐怖がある人もいるでしょう。
ですが説明してきた通り自己受容するためには本音で生きる必要があります。
あなたは自己受容したくてここにたどり着きました。
それならば勇気を持ってやってみませんか。
もちろん私もいきなり本音を出すことは勧めていません。
心の中でまずは本音を尊重することができるようになってから表現することを勧めています。
まずは自分と向き合うことから始めてみてください。
確かにあなたが恐れているように本音を出せばあなたの人間関係は変わるでしょう。
ですがそれはいいことなんです。
今まで我慢をして無理に維持してきた関係は終わり、新しいありのままの自分でいられる関係が始まります。
あなたのもとを去っていく人もいるかもしれません。
その人はあなたが我慢をしていないと相手をしてくれない人だったということです。
そんな関係は無理して維持する必要はあるでしょうか。
去っていく人もいれば新たに出会う人もいるでしょう。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれる人です。
この関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
この新しい関係を大切にすればいいのではないでしょうか。
他人から言われたいことを自分で自分に言う
次にやってほしいのは他人から言われたいことを自分で自分に言うことです。
これは自己肯定感を高めてありのままの自分に自信を持ち根拠のない自信をつけるためにやります。
本音を表現するのがいいとわかっていても自信がないと難しいです。
そこで他人から得ようとしている承認を自分で自分に与えることで自己肯定感を上げます。
どのような言葉を他人から言われたいのかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
こんなことを言われたらうれしいという言葉を自分にかけてあげることで自分の心を満たします。
そうするとありのままの自分に自信がつき本音を表現することもできるようになっていきます。
他人に言われたいことというのは多くの場合親から言ってほしかったことを引きずっています。
親からこんなことを言われたかったということを自分に言ってあげることで幼少期の無条件の承認不足を補います。
そうすることで自分を無条件で受容することができるようになります。
自己受容トレーニングについて最後に
自己受容の具体的なやり方を解説してきました。
この方法を実践すれば自己受容ができて今の自分でいいと思えるようになります。
短所も含めてありのままの自分なんだと受け入れることができます。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツと実践してみてほしいです。
継続の先にはありのままの自分で生きられる人生が待っています。
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