こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
優しい人はメンタルが弱いと主張する人がいます。
しかし私はこの意見に反対をしたいと思います。
本記事ではその理由を書いていきます。
メンタルが弱い人の特徴
メンタルが弱い人の特徴は他人の気持ちを考えすぎることと言えます。
相手の言うことをなんでも聞いて自分を押し殺しています。
そしてこれを優しさだと思っているのですが果たしてこれは優しいと言えるでしょうか?
ただ自己主張できない自分を正当化するために自分は優しいと思い込んでいるのではないでしょうか?
私から言わせてもらえばこれは優しさではなくただの弱さだといえます。
メンタルが強い人は他人のことを考えられない人?
そしてメンタルが弱い人の主張は優しい自分はメンタルが弱いそしてメンタルが強い人は他人のことを考えられない人だと言います。
これは自分の弱さを正当化しているだけです。
自分が自信がなく他人を拒絶できないことへの言い訳にすぎません。
自己憐憫に耽っているだけだといえます。
自分は優しいからこれだけ我慢しているのにあの人はそれをしていないメンタルが強いと思っているだけです。
本当の優しさとは
本当の優しさとは相手のことをなんでも聞くのではなくて相手を思いやることが出来ることです。
そしてその思いやりとは自分自身に優しくならないとできないものです。
自分自身に優しく出来たら自然と周りの人にも優しくなれます。
ところが自分のことを優しいと思い込んでるメンタルが弱い人は一番大切にしないといけない自分のことをぞんざいに扱っています。
これでは本当の優しさとはほど遠いです。
メンタルが弱い自分を正当化するために自分は優しいのだと思い込んでいる状態です。
これは優しさでもなんでもありません。
自己主張できない自分を正当化しているだけです。
自分は優しいから傷つくんだと考えて自分に言い聞かせています。
本当の優しさを身につけるには
本当の優しさは自分自身への優しさから拡張します。
自分に優しくすることで初めて本当に人に優しくできます。
自分に厳しいメンタルが弱い人は心の中では他人にも厳しく当たっています。
ですがそれを自分は他人に優しいから我慢して抑えていると考えています。
我慢して他人に合わせることが優しさだと考えていますがこれは大間違いです。
では自分に優しくするとはどうすればいいのでしょうか。
本音を尊重し表現する
一つ目は自分の本音を認め表現することです。
メンタルが弱い人は自分の意見を言うことをしません。
自分は優しいから我慢して他人のために耐えているんだと自己正当化します。
そこで自分の本音を尊重することで自分に優しくなります。
これができて本当の意味で他人のことをありのまま認め受け入れることができるようになります。
具体的にどうやればいいのかを説明します。
まずは無意識的に本当はこう思っている、こうしたいという本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめます。
そして本音を認め受け入れるようにします。
次にその本音を十分に肯定してあげます。
それが出来たら本音を少しずつ表現することです。
慣れてきたらどんどん本音を出していきます。
最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると自分に自信が持てるようになり自分に優しくなれます。
ありのままの自分の本音を尊重ができるようになり自己表現ができるようになります。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出すことへの抵抗
この話を聞いて本音を出すことは怖いという人もいると思います。
メンタルが弱い人は自分には価値がないと強く思っています。
そんな価値のない自分をさらけ出したら否定されたり馬鹿にされたり見放されたりすると恐れている人も多いです。
確かに本音を出したらあなたの人間関係は変わるでしょう。
ただしそれはいい意味で変わります。
あなたの元から去っていく人もいるかもしれません。
ですがその人はあなたが我慢していないと相手をしてくれないような人だったということです。
そのような関係は本当に必要でしょうか。
本当にあなたのためになる関係でしょうか。
あなたから去っていく人もいれば新たに出会う人もいるでしょう。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれる人です。
その人を大切にすればいいのではないでしょうか。
この関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
他人から言われたいことを自分で自分に言う
次に別の自分に優しくする方法を紹介します。
それは他人から言われたいことを自分で自分に言うことです。
メンタルが弱い人は親から否定的な言葉や態度をとられたという人がほとんどでしょう。
そして自分の意見を表現しては愛してもらえないから親の言うことを聞く優しい子じゃなければいけないと思っています。
メンタルが弱い人は親から認めてもらう経験が不足しています。
そこで親の代わりに自分で自分を認めてあげます。
そのために他人から言われたいことを自分で自分に言うことをします。
どのような言葉を他人から言われたいのかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
こんなことを言われたらうれしいという言葉を見つけたら自分に言ってあげてください。
そうすることで自分の心を自分で満たせるようになります。
自己肯定感が上がり自分に自信が持てるようになるでしょう。
メンタルが弱い人は優しいのかについて最後に
メンタルが弱い人の優しさとは自分を押し殺して他人のために我慢をするということでした。
これは一番優しくすべき自分を蔑ろにしています。
メンタルが弱い人の持つ優しさとは本当の優しさではなく本当の優しさの身につけ方も2つ書きました。
これを実践すれば他人にも自分にも優しくなれるでしょう。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツとやってみてください。
継続の先にはありのままの自分で生きられる人生が待っています。
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