こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
嫌われるのが怖いと悩んでいる人も多いようです。
そこで本記事では本音心理学の観点からその心理と原因そして克服法を紹介します。
嫌われるのが怖い心理
嫌われるのが怖い心理とは嫌われたら自分には価値がないと思ってしまうのでそれを避けたいというものです。
嫌われること自体が怖いというよりは嫌われることで自分には価値がないと感じてしまうことが嫌だという感情です。
なぜこのような心理になるのかというと自分の価値を他人からの評価に依存させているからです。
自分に自信がない状態だといえます。
自分に自信がないので他人からの評価で欠落感を埋めようとしています。
この考え方でいる限り他人の言動に一喜一憂して振り回されます。
常に嫌われたらどうしようという恐れが心を支配して心は休まることがありません。
嫌われるのが怖い原因
ではなぜそもそも嫌われるのが怖くなってしまったのでしょうか。
対人関係の基盤は親子関係にあります。
対人関係に問題がある場合親子関係に問題があった可能性が高いです。
対人関係で嫌われるのが怖い人は親子関係でも嫌われるのを恐れていたのではないでしょうか。
子どもにとっては親は大きな存在です。
親に嫌われたら生きていくことはできません。
なので親に見捨てられないように親の機嫌を気にします。
嫌われるのが怖い人は親から嫌われるという経験をした人が多いのではないでしょうか。
もしくは嫌われてはいなくても見捨てられそうになって親から嫌われないように機嫌を取っていたなどが考えられます。
どちらにせよ過剰に親の機嫌を気にして過ごしてきたことには変わりありません。
そして大人になってもこの癖が抜けません。
そして対人関係で嫌われるのが怖いと思うようになりました。
嫌われるのが怖いのは病気?
嫌われるのが怖いのは病気かどうか悩んでいる人もいます。
私の見解を言わせてもらうと自分に自信がないだけなので病気だとは考えていません。
自信がないのを改善すれば嫌われるのが怖いのも治っていくので病気というほど深刻なものだとは捉えていません。
嫌われるのが怖い克服方法
嫌われると怖いのは自分の価値がないと思わされるからでした。
ではどうしたらいいのかというと自分の価値は自分で決めるということが重要です。
今は自分の価値は他人が決めています。
他人からどう思われるかが自分の価値になっています。
これをやめるためにはありのままの自分を認める必要があります。
ありのままの自分とは本音のことです。
つまり本音を認めることが嫌われるのが怖いことの克服法になります。
本音を尊重し表現する
具体的にどうやればいいのかを説明します。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると自分に自信がつきありのままの自分でいいんだと思えるようになり嫌われるのが怖くなくなっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出すことへの抵抗
このような話を聞くと本音を出すことは怖いと思う人もいるでしょう。
嫌われるのが怖い人は特に本音を強く否定して生きてきたので怖いと感じると思います。
もちろん私もいきなり本音を出すことは勧めていません。
心の中で十分に本音を尊重できるようになってから表現することを推奨しています。
心の中で本音を出せる勇気を持てるようになってから表現してみてください。
ただあなたが恐れているように本音を出せばあなたの人間関係は変わるでしょう。
しかしそれはいい意味で変わります。
今まで我慢をして無理に維持してきた関係は終わり、ありのままの自分で生きられる新しい関係が始まります。
あなたのもとを去っていく人もいれば新たに出会う人もいると思います。
この新しい関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
嫌われるのが怖い人へ最後に
嫌われるのが怖い人へ克服法を紹介しました。
この方法を実践すれば着実に生きやすくなります。
嫌われるのを恐れながらコミュニケーションするのではなくありのままの自分で心地よく接することができるようになります。
ただ長年の習慣を変えることになるので地道にコツコツと実践してみてほしいです。
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