こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
自分を否定されると落ち込むということで悩んでいる人もいるでしょう。
そこで否定されると落ち込む心理と原因そしてその克服法を書いていきたいと思います。
否定されると落ち込む心理
初めに否定されると落ち込む心理について考えていきたいと思います。
否定されると落ち込むというのは自覚がある欠点を指摘され図星をつかれたということです。
たとえば自分のことを頭がいいと思っている人が馬鹿だなと言われたとします。
本当に頭がいいと思っている人はそのことによって心は揺らぎません。
自分は頭がいいという自信があるので他人の評価は気になりません。
一方自分は本当は頭がよくないと思っている人が馬鹿だなと言われたとします。
その人は否定をされたことによって図星をつかれて落ち込みます。
しかしあくまで否定をしてきた人はきっかけにすぎず、実際は元から自分のことを自己否定していたのが原因だといえます。
否定されたら落ち込む原因
このことからわかるのは他人からの否定はきっかけにすぎなく根本原因は自己否定をしていることだとわかります。
自分で自分をダメ出ししているところを傷口をえぐられることで落ち込むといえます。
つまり他人から否定をされないように必死になることには何の意味もないといえます。
原因は自分の側にあるからです。
自分が自分で否定をしていることが本当の原因だったのです。
それなのに他人から否定されないようにと振る舞うことは無意味だということがわかるでしょう。
自己否定をやめなければ他人から否定されると落ち込むことは克服できません。
否定されると落ち込む人の克服法
否定されると落ち込む原因は自己否定をしているからでした。
つまり改善するには自己肯定をすればいいということになります。
自己肯定をするとはありのままの自分を認めるということです。
ダメな自分もそのままでいいと受け入れることです。
ありのままの自分とは自分の本音のことです。
本音では本当はこう思っているのにそれを否定しているのが自己否定の構造です。
そこで本音を肯定することが否定されたら落ち込むことの改善法です。
では具体的にどうやればいいのかを説明します。
自己否定をやめてありのままの自分を受け入れる
他人から否定されると落ち込むのは自己否定をしているからでした。
そこで自己否定をするのをやめます。
例えばあなたは馬鹿だと言われて落ち込む人がいるとします。
その人は心の中では馬鹿な自分を否定しています。
馬鹿な自分なんてダメだ価値がないと思っています。
これをやめるために馬鹿な自分を受け入れます。
馬鹿な自分がありのままの等身大の自分なんだから仕方ないと受け入れます。
別に馬鹿でもいいじゃないかと自己受容します。
頭がよくないと価値がないという価値観を捨てましょう。
そしてありのままの自分でいいんだと認めていきましょう。
本音を尊重し表現する
他人に否定されると落ち込む人は自分の本音を否定しています。
本音ではこう思っているのにそれはいけないことだと自己否定しています。
そこでこの本音の自己否定をやめます。
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を出せるようになると自己肯定ができるようになり他人から否定をされても気にならなくなっていきます。
自分の本音を出せるのでありのままの自分で生きることができます。
ダメな自分も含めて自分なんだと受け入れているので他人からの否定も気にならなくなります。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出すことへの抵抗
この話を聞いて本音を出すことは怖いという人もいるでしょう。
否定されたら落ち込む人は自己否定が強いです。
つまり自分の本音を強く否定しています。
それなのに自分の本音を出したら否定されたり馬鹿にされたり見放されたりすると恐れています。
確かに本音を出せば否定をされることもあるでしょう。
しかし本音を心の中で十分に尊重していれば自分に自信を持てて何を言われても気にならなくなります。
もちろん私もいきなり本音を出すことは勧めていません。
心の中で十分に本音を尊重できるようになってから表現することを推奨しています。
焦らずにじっくりと実践していきましょう。
自己肯定感を上げて自信を持つ
そうはいっても自信がないから勇気が出ないという人も多いでしょう。
そんな人のために自己肯定感を上げて自信を持つ方法を紹介します。
それは他人から言われたいことを自分で自分に言うことです。
多くの人は他人から認められたら自分には価値があると考えています。
しかしそれではいつまでも他人の評価に振り回されてしまいます。
そこで他人に依存せず自分で自分を認めることをします。
そのために他人から言われたいことを自分で自分に言うことをしていきます。
どんなことを言われたいかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
こんなことを言われたらうれしいという言葉を見つけたら自分に言ってあげてください。
そうすることで自己肯定感が上がり本音を表現することもできるようになります。
自分で自分を肯定しているので否定されても落ち込むということはなくなっていきます。
否定されると落ち込む人へ最後に
否定されると落ち込む人へ改善法を解説してきました。
この方法を実践すれば着実に生きやすくなります。
否定されても気にならなくなりますし本音を出せるようになれば周りから否定をしてくる人は去っていくでしょう。
否定されたら落ち込むという人はぜひやってみてください。
ただ長年の習慣を変えることになるのでパパっとやって終わりというものではなく地道にコツコツと実践してみてほしいです。
継続の先にはありのままの自分で生きられる人生が待っています。
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