こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
承認欲求を克服したいという人もいると思います。
そのような人へ承認欲求の克服法を本音心理学の観点から解説していきます。
承認欲求とは
承認欲求とは認められたい・愛されたい・受け入れてほしいといった欲求のことです。
強い承認欲求を持っていると他人から承認を得ようというのが行動原理になってしまいます。
そして他人からの承認を得るために必死になり他人の評価に振り回されるようになります。
他人からどう思われるかということを過度に気にしてしまいとても生きづらくなってしまいます。
承認欲求が強い原因
対人関係の基盤は親子関係にあります。
対人関係で問題がある場合親子関係に問題がある可能性が高いです。
承認欲求が強い原因は幼少期に親から認めてもらえなかった、愛してもらえなかったという経験があるからです。
親に満たしてもらえなかった承認欲求を引きずり大人になっても他人から得ようとしてしまいます。
承認欲求の克服法
次に承認欲求の克服法について書きます。
他人に言われたい言葉を自分に言う
承認欲求が強いのは親からかけてほしかった言葉をかけてもらえなかったからだといえます。
これを克服するには親の代わりに自分で自分に親から言われたかった言葉を言う(心の中でも可)ことが必要です。
親から言われたかった言葉というのは幼少期のものなので案外幼稚なものが多いです。
すごい!えらい!といった称賛の言葉や好きだよ!愛してるよ!といった受容の言葉かもしれません。
何を言われたいかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
自分の本音を大切にする
次は自分の本音を大切にするという克服法です。
承認欲求が強い人は親からありのままの自分を認められませんでした。
ありのままの自分とは本音のことです。
つまり本音を認めてもらえなかったことが承認欲求が強くなった原因だといえます。
そこで親から本音を認めてもらえなかった代わりに自分で自分の本音を認めてあげます。
では具体的にどうやるのかを説明します。
本音を尊重し表現する
まずは本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します。
次にその本音を否定することをやめて認め受け入れます。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
心の中で十分に本音を尊重できるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を出して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになると自分で自分を認められるようになり承認欲求もなくなっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出すことへの抵抗
このような話を聞くと本音を出すことは怖いと思う人もいると思います。
承認欲求が強い人は他人から嫌われないように本音を隠して生きてきた人が多いです。
本音を出したら否定されたり見放されると恐れています。
ですがあなたは承認欲求を克服したいと思ってここにたどり着きました。
それならば勇気をもってチャレンジしてみてほしいです。
もちろん私もいきなり本音を出すことは勧めていません。
まずは心の中で十分に本音を尊重できるなってから表現することを推奨しています。
焦らずにじっくりとやっていきましょう。
また本音を出せばあなたの人間関係は変わるでしょう。
ですがそれはいい意味で変わります。
今まで我慢をして無理に維持してきた関係は終わり、新しいありのままの自分でいられる関係が始まります。
あなたが本当に求めていたのはこのような関係なのではないですか。
承認欲求を克服したい人へ最後に
承認欲求の克服法を解説してきました。
この方法を実践すれば着実に生きやすくなります。
承認欲求はどんどんとなくなっていくでしょう。
ただ長年の習慣を変えることになるので地道にコツコツと実践してみてほしいです。
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