こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
白黒思考をしてしまって辛いという人も結構います。
そのような白黒思考をしてしまいしんどいのでやめたいという人へシンプルな治し方を紹介します。
まずは白黒思考の特徴と原因を考え最後に治し方を紹介します。
白黒思考の特徴
白黒思考は白か黒かどちらかに偏りグレーという中間の判断ができない人です。
善か悪か、敵か味方かのような二極思考をしてしまいます。
適度なところで妥協することが出来なく生きづらさを抱えます。
生きる上で世の中なんでもハッキリすることは意外と少なく曖昧なままということが多いです。
それなのに白黒思考の人はなんでも正解不正解をつけようとします。
自分にもストイックに白黒思考を当て嵌めているので〇〇ができる自分はすごい××ができない自分はダメだという思考に陥ります。
またそれが行き過ぎると他人に対しても同じように白黒思考で判断して価値観を押し付けるようになります。
そのせいで他人と衝突したり論争になったりしてしまいます。
白黒思考になる原因
白黒思考になる原因は幼少期に親からありのままの自分を認めてもらえなかったからというケースが多いです。
親から何かをクリアすることでやっと認められたという経験から自分の価値を物事をクリアできるかできないかで判断します。
〇〇ができる自分はすごい××ができない自分はダメだというふうに極端に自分の価値を判断してしまいます。
やはりその原因は先ほど書いたように親からありのままの自分を認められなかったことです。
ありのままの自分ではなく条件をクリアした自分なら認めてもらえたのでその条件をクリアできるかできないかが死活問題になっています。
白黒思考とアスペルガーASD
アスペルガーASDの人は白黒思考が強いと言われています。
アスペルガーASDではない人でも以下のことは当てはまることがあると思うのでご覧下さい。
アスペルガーASDに白黒思考が多い理由は感情よりも論理性が優位なので何事も論理的に考えてしまうからです。
論理的に考えると物事は正解不正解のどちらかということになり他人も敵か味方かという思考になり常に戦闘態勢に心がなってしまいます。
またアスペルガーASDの人はこだわりが強く自分の持つ価値観を正解だと思いそれに反するものは間違いだと思い込みやすいです。
このこともアスペルガーASDが白黒思考であると言われる要因だと思います。
アスペルガーASDではない人でも上記のような特徴がある人はやはり白黒思考に陥りやすいです。
白黒思考の治し方
白黒思考になった原因は親からありのままの自分を認められなかったからでした。
では大人になった今もう治し方はないのかと思うかもしれませんがちゃんとあるので説明します。
それは自分でありのままの自分を認めることです。
ありのままの自分とは本音のことです。
自分の本音を押し殺しているのが白黒思考の原因だと言えます。
親から与えられなかったありのままの自分への承認を自分で満たすようにします。
具体的にどうやればいいのかを説明します。
本音を尊重して表現する
まずは無意識的に本音を押し殺しているのに気づいたら否定するのをやめます。
次にその本音を認め受け入れることします。
さらにその本音を十分に肯定してあげます。
そして本音を十分に尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を表現して最終的にはありのままの自分で生きられるようになります。
このようにしてありのままの自分の本音を認めることそして表現することで親から植え付けられた歪んだ白黒思考から解放されます。
何か外部に正解の価値観があるという白黒思考から、自分がそう思うからやるという自分が主体の考えになっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を出す恐怖
本音を出すというと抵抗や恐怖を感じる人もいると思います。
それは親からありのままの自分の本音を出してはいけないと教えられたからです。
ありのままではなく何かをクリアした自分に価値があるという思想からの呪縛を解く必要があります。
自分の本音とは多くの場合ダメな自分醜い自分だらしない自分など否定的な自分を認める作業になると思います。
自分がダメなやつだと認めるのは苦しいかもしれませんがそれがあなたの本音でありのままのの姿です。
もうこれ以上自分を偽るのはやめましょう。
ありのままの自分を出したら否定されたり馬鹿にされたり見放されたりするのではないかと恐れているかもしれません。
確かにあなたが恐れているように本音を出せばあなたの人間関係は変わるでしょう。
ですがそれはいい意味で変わります。
今まで我慢をして無理に維持してきた関係は終わり、新しいありのままの自分でいられる関係が始まります。
去る者は追わず来る者は拒まずの精神でいきましょう。
白黒思考の治し方について最後に
白黒思考の原因と治し方を解説してきました。
この方法を実践すれば着実に生きやすくなります。
白黒思考も治っていくでしょう。
継続してやることが重要なので地道にやってみてほしいです。
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