こんにちは、心を楽にするコーチの津田政直です。
虚栄心が強くて悩んでいる人も多くいます。
そのような人へ虚栄心が強い人の心理や原因そして克服法をわかりやすく解説します。
虚栄心の心理
虚栄心は自信のなさの裏返しです。
自信がないので自分をより大きく見せようとしてしまいます。
虚栄心が強い人ほど自分には価値がないと思っています。
ありのままの自分ではダメだと思っているので何かができる自分や何かを持っている自分はすごいんだとアピールをします。
このように自分に対して条件付きの承認しか与えられていません。
弱い犬ほどよく吠えるという言葉が適しているかもしれません。
自分はダメで価値がない人間だと心の中では思っているのでそれを補うために虚勢を張っています。
ありのままの自分には価値がないと思っているのでそれを隠すために自分を大きく見せてしまいます。
虚栄心が強い原因
虚栄心の原因は幼少期にありのままの自分を親から認められなかったからです。
ありのままの自分を認められずに何かをクリアしたら認められたという経験から何かをできる持っている自分はすごいという価値観を持つようになりました。
そして親から認められなかった経験からもっと人から認められたいという承認欲求を強く持ち、他人から認められるために見栄を張るようになります。
必要以上に自分を大きく見せようとして虚栄心を持つことになります。
親からありのままの自分を認めてもらえなかったという経験は人格形成に大きく影響を与えます。
ありのままの自分では欠けている認めてもらえないから何かを得ることで認めてもらおうという思考回路になりました。
その結果何かができる自分はすごいとか何かを持っている自分はえらいという価値観になってしまいました。
虚栄心が強いのは病気?
虚栄心が強くて病気ではないかと悩んでいる人もいます。
ですが私の考えを言わせてもらうと虚栄心が強いのは自信がないだけなので病気ではないと考えています。
自信をつけることができれば虚栄心は改善するのでどうにもならない病気とは違うと考えています。
病気だと考えてしまうともうどうしようもないものだという印象を受けてしまいます。
ですが考え方が歪んでいるだけだと捉えればそれを修正すれば改善すると軽くとらえることができると思います。
虚栄心が強い人の克服法
虚栄心の克服法はありのままの自分を認められなかったという経験を解消する必要があります。
つまり自分でありのままの自分を認めることが解決策になります。
そのためには自分の本音と向き合うことが必要です。
ありのままの自分とは自分の本音のことです。
虚栄心とは本音を押し殺して見栄を張っている状態です。
見えを張らずに自分の本音と向き合う必要があります。
等身大の自分を受け入れる必要があります。
本音を尊重し表現する
具体的にどうやればいいのかを説明します。
無意識的に本音を押し殺していることに気づいたらそれをやめるようにします。
本当はこう思ってるのに言えない、こうしたいのにできないといった本音を探り出します
次にその本音を認め受け入れることをします。
そして本音を十分に肯定してあげます。
本音を十分に尊重することができるようになったら少しずつ本音を表現してみます。
慣れてきたらどんどん本音を表現して最終的には本音に従ってありのままの自分で生きられるようになります。
このステップを踏んで本音を尊重し出せるようになるとありのままの自分でいいんだと思えるようになります。
そうすると虚栄心をアピールする必要もなくなっていきます。
ただこれは言葉で言うのは簡単ですが実践するのはなかなか大変かもしれません。
長年の自己否定をやめて自己肯定をするので時間がかかる作業になります。
パパっとやってすぐに終わりというものではないのでコツコツと地道にやってみてください。
本音を表現する恐怖
ありのままの自分を押し殺して見栄を張って生きてきた虚栄心の強い人には本音で生きることは怖いと感じると思います。
本音の自分ありのままの自分を出しては否定されたり見放されたりするのではないかという恐怖があると思います。
それは幼少期にありのままの自分を親から認められなかったという恐怖から来ています。
本音を出しては人に嫌われる認められないと思い込んでいます。
しかし虚栄心を持っていると生きづらいのはもう充分わかっていると思います。
もう虚栄心を捨てる時が来ているのです。
確かに本音を出したら去っていく人もいるでしょう。
その人はあなたの本音を押し殺していないと相手をしてくれない人だったということです。
そのような関係は無理して維持する必要はあるでしょうか?
去っていく人もいれば新たに出会う人もいるでしょう。
その人はありのままのあなたを受け入れてくれます。
その人を大切にすればいいのではないでしょうか?
この関係はあなたにとって居心地のいいものになるでしょう。
他人に言われたいことを自分で自分に言う
次にやってほしいのは他人に言われたいことを自分で自分に言うことです。
これはどういうことかというと虚栄心が強い人は他人からの承認を得るために見栄を張っています。
そして他人からどう思われるかを気にして他人の言動に一喜一憂しています。
この他人に一喜一憂することをやめるために自分で自分を認めることが必要です。
そのために他人に言われたい言葉を自分で自分に言ってあげることをやっていきます。
虚栄心が強い人というのは「すごい」「えらい」といったようなことを他人に言われたいとのではないでしょうか。
もちろん何を言われたいのかは人それぞれ違うので自分の心と向き合ってみてください。
そしてこれを言われたいという言葉が分かったらそれを自分に言ってあげてください。
これをくり返していると他人から認められなくても自分で自分を認められるからいいやと思えるようになっていきます。
そしてありのままの自分でいられるようになり虚栄心を持つ事もなくなっていきます。
虚栄心が強い人へ最後に
虚栄心が強い人の原因と克服法を説明してきました。
2つの方法を実践すれば着実に自分のことを認められるようになります。
そして自分を認められるようになれば他人から認められたいという気持ちがなくなっていきます。
そして虚栄心を持つ必要もなくなっていくでしょう。
ただ長年の習慣を変えることになるので地道にコツコツと実践してみてほしいです。
続けていけば明るい未来が待っています。
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